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イオン/緊急事態宣言延長で、9月既存店イオンリテール3.4%減

2021年10月12日 15:20 / 月次

イオンが10月11日に発表した9月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール3.4%減、イオン北海道1.7%減、イオン九州3.0%減となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.1%減、マックスバリュ西日本2.8%減だった。ミニストップは1.1%減、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは2.3%増だった。

<主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧>
主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧

9月は、7月から続く緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が月末まで延長され、消費への影響が続く一方、変化するニーズに対応した商品やサービスの提供に取り組んだ。総合小売事業のイオンリテールでは、内食需要に対応した、農産、水産、畜産、デリカ、日配品部門等が引き続き好調に推移し、食品売上高は既存店前年実績を12カ月連続で上回った。また、受注枠の拡大、利便性の強化やイベントに合わせた予約販売を拡充したネットスーパーは、売上高前年比が2割を超え、前々年比も4割以上の増加となった。

スーパーマーケット事業では、ショートタイムショッピングやデリカ需要を捉えた首都圏のSM各社の売上が好調に推移し、既存店売上高は前年と前々年実績を超えた。ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、受診平常化や調剤併設店舗の拡大等による処方せん受付枚数の増加により、調剤売上が前年対比で二桁増とけん引し、既存店売上は引き続き前年実績を上回った。

なお、マックスバリュ西日本は、2021年3月1日付けで、旧マルナカと旧山陽マルナカと合併し、イオン九州は2020年9月1日付けで、マックスバリュ九州と合併している。

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