カジュアル衣料/12月既存店ユニクロ16.9%増、しまむら3.9%増
2023年01月20日 10:50 / 月次
カジュアル衣料4社の12月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ16.9%増、しまむら3.9%増、西松屋1.1%増、ハニーズ9.4%増となった。
<12月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 16.9%増 | 20.7%増 |
しまむら | 3.9%増 | 3.7%増 |
西松屋 | 1.1%増 | 3.7%増 |
ハニーズ | 9.4%増 | 11.0%増 |
■国内ユニクロ事業(2022年8月期:売上高8102億円)
既存店(732店)+Eコマースの売上高は16.9%増、客数1.8%増、客単価14.8%増
直営店(804店)+Eコマースの売上高は20.7%増、客数5.3%増、客単価14.7%増
出退店は、出店0店、退店0店だった。
12月は、月を通して気温が低く推移したことで、防寒衣料を中心に好調な販売となったことに加え、年末祭の販売も好調だったことで、既存店売上高は大幅な増収となった。
■しまむら事業(2022年2月期:売上高4401億円)
既存店売上は3.9%増
全店売上3.7%増、客数1.5%減、客単価5.3%増
出店0、退店0で月末店舗数1421店
12月度は、月度中旬に本格的な冬の寒さが到来したことや、総力祭などの打ち出しが集客に効果的だったことで、冬物が好調に推移した。アウター衣料では、PB「CLOSSHI」とサプライヤー共同開発ブランドの「SEASON REASON」「LOGOS DAYS」のセーターやトレーナーが売上を伸ばした。実用商品では、PB「CLOSSHI」のあったか素材「FIBER HEAT」の肌着や靴下、手袋やブーツが好調だった。
■西松屋チェーン(2022年2月期:売上高1630億円)
既存店売上高1.1%増、客数2.8%減、客単価4.0%増
全店売上3.7%増、客数0.1%増、客単価3.6%増
出店7店、退店1店で、月末店舗数は1065店舗
12月は、期間の中頃以降、気温が低下したことで、冬物衣料の売上高が大きく伸びた。
■ハニーズ(2022年5月期:売上高476億円)
既存店売上高9.4%増、客数3.1%減、客単価12.9%増
直営店売上高11.0%増、客数2.5%減、客単価13.0%増
出店1、退店1、月末店舗数870店
12月は、気温の低下とともに、ニット、ジャケットを中心とした冬物が好調に動いたことで、既存店売上は前年を上回った。商品としては、ニット、ジャケット、カットソーが売れ筋となった。
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