イオン/1月は年末年始商戦好調でイオンリテール既存店1.3%増
2024年02月14日 15:20 / 月次
イオンが発表した1月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.3%増、イオン北海道2.4%増、イオン九州1.0%増となった。
また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海1.7%増、フジ・リテイリング1.7%増、マックスバリュ西日本1.0%増、いなげや8.9%増だった。ミニストップは0.4%増、ウエルシアホールディングスは0.3%増、ジーフット5.7%増、キャンドゥ5.5%増となっている。
<主な連結各社の1月売上高前期比伸び率一覧>
業態 | 社名 | 前年同期比 | |
全店 | 既存店 | ||
GMS | イオンリテール | 3.4%増 | 1.3%増 |
イオン北海道 | 4.0%増 | 2.4%増 | |
イオン九州 | 1.7%増 | 1.0%増 | |
SM | マックスバリュ東海 | 3.3%増 | 1.7%増 |
フジ・リテイリング | 2.9%増 | 1.7%増 | |
マックスバリュ西日本 | 0.9%増 | 1.0%増 | |
いなげや | 11.0%増 | 8.9%増 | |
CVS 専門店 |
ミニストップ | 1.3%減 | 0.4%増 |
ウエルシアHD | 1.5%増 | 0.3%増 | |
コックス | 1.5%減 | 0.4%増 | |
ジーフット | 4.2%減 | 5.7%増 | |
キャンドゥ | 6.6%増 | 5.5%増 |
1月は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、初となる行動制限のない正月を迎え、家族や親戚、友人などが集う中、みんなで楽しめる新春大抽選会や正夢袋などのイベントや、初売りならではの特別感のある「ハレ型」商品展開を強化した。また、日常の生活を応援したいという思いから、昨年11月好評だったトップバリュ増量企画を、利用頻度の高い生活必需品の「パン」や「ヨーグルト」など合計24品目で実施した。
総合小売事業のイオンリテールでは、子どもから大人まで幅広いお客が楽しめる企画を昨年より1.4倍の最大280企画に拡充した。お買い得な「福カート」や「トップバリュ福袋」など展開を強化したほか、「超まぐろ入りお刺身盛り合わせ」や「彩り贅沢海鮮手巻き寿司」といった「ハレ型」のごちそうメニューを拡充した。その結果、1月度の既存店売上高は19カ月連続で前年実績を上回った。部門別では、グロサリー、デイリー、デリカ、水産、農産が好調に推移し、食品売上高は既存店の前年実績を17カ月連続で超えた。また、旅行や帰省需要の伸びに対応した化粧品をはじめ、調剤やペット用品などが引き続き好調なヘルス&ビューティケアも23カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。
スーパーマーケット事業は、初売りで「じもの(地域商品)」を使った贅沢なごちそうメニューの品揃えを拡充、増量したトップバリュの拡販、お客さま感謝デー・曜日市で価格強化に取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店客数が先月に続き前年を超え、既存店売上高は11カ月連続で前年実績を超えた。
いなげやは、新型コロナウイルス感染拡大を機に正月三が日を休業としたが、年末に年始分の食品をまとめ買いする混雑の回避や、買い物の負担を軽減することなどを目的に、年始2日からの全店営業を再開した。
ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、物販売上で前年のコロナ需要の反動の影響が残るものの、既存店の調剤売上高は前年比10.2%増と引き続き好調に推移した。
サービス・専門店事業のコックスは、初売りからセールにかけて売上・客数が前年を上回り、好調な出足となった。中旬以降、例年よりも平均気温が高かったこともあり、春物が前年を上回り堅調に推移し、既存店売上高は前年比0.4%増となった。
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