イオン/6月はイオンリテール既存店7.0%増、夏物衣料・空調家電など好調

2024年07月10日 16:46 / 月次

イオンが発表した6月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール7.0%増、イオン北海道5.1%増、イオン九州4.8%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海3.4%増、フジ3.5%増、いなげや3.0%増だった。ミニストップは0.6%増、コックス7.2%増、ジーフット21.1%増、キャンドゥ6.7%増となっている。

<主な連結各社の6月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 7.1%増 7.0%増
イオン北海道 7.2%増 5.1%増
イオン九州 5.2%増 4.8%増
SM マックスバリュ東海 4.5%増 3.4%増
フジ 2.6%増 3.5%増
いなげや 2.5%増 3.0%増
CVS
専門店
ミニストップ 1.0%増 0.6%増
コックス 8.4%増 7.2%増
ジーフット 11.3%増 21.1%増
キャンドゥ 6.9%増 6.7%増

6月は、例年より梅雨入りが遅れ、月平均気温が高い中で、物価高によりこれまで購入を控えていた消費マインドを喚起。定額減税の開始に合わせ、子育て支援商品、シーズン商品などを、お買い得価格で取りそろえ、生活応援企画を実施した。

トップバリュでは、物価高で負担が増加する顧客の家計応援として利用頻度の高い商品を中心にトップバリュ「厳選52品目」の増量企画を行ったほか、「タイパ・コスパ・健康」ニーズに応え、肉・魚など豊富なバリエーションをそろえた冷凍おかずメニュー「みんなのおかず」シリーズなど機能性のある新商品を販売している。

イオンリテールは、定額減税控除額に合わせた「4万円セット」をはじめ、顧客の「欲しい」を後押しする生活応援企画「イオン 超!おトクな4weeks」を実施。結果、夏物衣料や空調家電などが好調に推移し、既存店売上高が前年実績を上回った。

部門別では、水産、農産、畜産やグロサリー、デイリーフーズ、デリカが好調に推移した食品が22カ月連続で前年の既存店売上高を超えている。

旅行などの外出需要に対応した化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも28カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。

その他、商品の開発から販売までを一気通貫でデザインし、食の専門家チームが開発した商品を、プロの製法で再現・生産する新コンセプトの総菜プロセスセンター「Craft Delica Funabashi」が稼働。これにより、おいしさを追求した高品質な商品の販売と店舗作業の効率化の両立を目指していく。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が3カ月連続で前年超え。既存店売上高は16カ月連続で前年実績を上回った。節約志向に対応したトップバリュを引き続き拡充し、各地域の「じもの(地域商品)」を使用した新商品の開発、店内加工の出来たて商品やレトルト商品、冷凍食品の品ぞろえを強化。加えて、店舗の活性化や移動スーパーの展開に取り組んだ。

コックスは、夏物商品が活発に動き、「サマーセール」に向けて作り込んだ値頃商品を展開。メンズ・レディスともに好評で売上高をけん引した。中でも、メンズの半袖Tシャツ、接触冷感パンツ、レディスではデザインカットソーが好調に推移している。

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