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DX戦略と経営改革/三菱マテリアル、IHI、Slack登壇6月26日無料配信

2021年06月03日 13:00 / セミナー

日本ビジネスプレスは6月26日、オンラインセミナー「第9回DXフォーラム~ニューノーマル時代を切り拓くDXの推進~」を無料配信する。

<三菱マテリアル、IHI、Slackなど登壇>
三菱マテリアル、IHI、Slack登壇

DXとはデジタルツールを導入した単なる効率化の話ではない。それはデジタル技術を駆使しながら、持続可能なビジネスモデルの構築を目指し、組織を変え、人材を育成し、カルチャーを刷新するという全社的な活動であり、経営トップのコミットメントの下で行われる企業変革そのものだ。

9回目の開催となる「DXフォーラム」では、連結売上高1兆5000億円を超える巨大企業グループである三菱マテリアルを率い、その強力なリーダーシップでDXによる企業変革の実現を目指す小野直樹社長が登壇。また、世界的なCDO(Chief Digital Officer/Chief Data Officer)のコミュニティーあるCDO Club Japanの協力で実現したパネルディスカッションでは、三菱マテリアルとIHIという日本を代表する大企業において、DX推進の最前線を担う二人の役員が登場し、両社の具体的な取り組み、いま直面している課題、解決に向けたアプローチなどについて、議論する。

さらには、ハーバード・ビジネス・スクール教授であり、一橋大学名誉教授・野中郁次郎氏との盟友として共著も多い竹内弘高氏、『アフターデジタル』『ダブルハーベスト』など多くのDX関連書籍の著作を持つ尾原和啓氏、中国におけるデジタル革命の事情に精通した伊藤忠総研の趙瑋琳氏などによる講演に加え、有力テクノロジー企業による実践的なプレゼンテーションを交えながら、DXについて総合的に考察する。

■開催概要
日時:2021年6月26日(土)
主催:日本ビジネスプレス(JBpress)
後援:一般社団法人CDO Club Japan
受講料:無料(事前登録制)
受講対象者:経営者、役員、部門長クラス、DX部門、経営企画部門、事業開発部門、 マーケティング部門、IT部門
※企業・団体にご所属でないお客さまにつきましてはご参加いただけません
協賛社:スタディスト/Slack Japan/マネーフォワード/ストックマーク/アウトソーシングテクノロジー/ServiceNow Japan合同会社
併催:同セミナーは、6つの大型オンラインセミナー「JBpress DX Week 2021<夏>」の一部として開催。
第6回ワークスタイル改革フォーラム
第4回リテールDXフォーラム
第2回Marketing&Sales Innovation Forum
第1回金融DXフォーラム
特別企画DXインフラ戦略セミナー

詳細・申込はこちら

■プログラム
10:00 基調講演
竹内弘高氏
ハーバードビジネススクール
教授
国際基督教大学卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院でMBA、Ph.Dを取得。1976年より1983年までハーバード大学経営大学院(HBS)助教授、1983年より一橋大学商学部助教授、同教授。2000年に開校した一橋大学大学院国際企業戦略研究科の初代研究科長に就任。2010年よりHBS教授。「知識創造企業」「ワイズカンパニー」など著書多数。

ワイズカンパニーのDX戦略最先端のデジタル技術を取り入れ、企業変革を実現していくことが非常に重要だ。DXを推進していく上で、どのようなマインドセットが必要なのか、また人・組織の在り方などについて語る。

10:45 セッション1再現性の高い情報伝達が事業生産性を変える
小原 義和氏
スタディスト
営業部 フィールドセールス1G

情報伝達はどのような業務にもついてまわる仕事の基本だが、正確に・迅速に・再現性高く業務指示を行うことは意外と難しいと感じる人も多いのではないだろうか。リモート環境でも従業員教育の質と効率を保つ、本部と店舗間の情報共有・業務指示を徹底する、導入したITツールが定着するように使い方やルールを浸透させる、などあらゆるシーンで発生する情報伝達をDXの力でどのように解決させるか、そして再現性が高い情報伝達が如何に事業生産性を変えるかを事例を交えて紹介する。

11:20 セッション2 はたらき場所改革 Slackで始めるこれからの働き方
伊藤 哲志氏
Slack Japan
マーケティング部・シニアプロダクトマーケティングマネージャー

私たちの「はたらく場所」は日々変化している。オフィスからデジタルへと仕事の中心は変化し、多様な働き方の需要が高まっている。この変化の時代を生き抜くために必要なこととは。そして、今後の流れとは。このセッションでは「未来の働き方」へシフトするために重要な「5つの解放」について説明する。Slackを「はたらく場所」にすると5つの解放をどのように実現できるのか、そのヒントを解説する。

11:55 特別講演1DX第二回戦は日本にチャンス!アフターデジタルの先、AI/5G/IoT時代に勝ち続けるDX戦略デザイン
尾原 和啓氏
IT批評家
京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼーでキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現 KLab 取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業などに従事。経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。近著『アフターデジタル』は元経産大臣・世耕弘成氏より推挙、 11万部。『ダブルハーベスト』はAmazonビジネス書1位。

GAFAMが日本の上場企業の時価総額を超える中、次に始まっているDXの第二回戦とは何か?DXの全体構造を整理すると同時に アフターデジタルの先端事例を紹介しながら、その先AI/5G/IoT時代に勝ち続けるDX戦略デザイン ダブルハーベストループについて解説し、日本の機会を構造化する。

12:30 休憩

13:00 特別講演2 中国におけるデジタル革命の現状と日本企業への示唆
趙 瑋琳氏
伊藤忠総研
産業調査センター・主任研究員
中国遼寧省瀋陽市出身。2008年東京工業大学大学院社会理工学研究科修了、イノベーションの制度論、技術経済学にて博士号(学術)取得。早稲田大学商学学術院、富士通総研を経て2019年9月より現職。中国の産業動向、特にデジタルイノベーションとその社会・経済への影響に関する研究を行い、プラットフォーマーやテックベンチャーなどの先端企業に詳しい。近著に『チャイナテック:中国デジタル革命の衝撃』(東洋経済新報社)。

かつて驚異的な経済成長を果たしながらも、技術後進国と見做されていた中国は今、「チャイナテック」と呼ばれる最先端の技術力を武器にデジタル超大国に変貌を遂げている。中国におけるデジタル技術基盤の開発とその社会実装の進展を「ABCD5G」というキーワードで分析したうえで、次世代プラットフォーマーの成長戦略や中国政府が直面している規制のジレンマ、テック企業の日本進出状況などを説明する。

13:35 セッション3 上場企業の働く環境をもっと前へ!業務系インフラと財務経理領域電子化のDX事例
松岡 俊氏
マネーフォワード
執行役員 経理本部 本部長

高野 蓉功氏
マネーフォワード
CIO

コロナ禍で一刻も早いテレワーク対応を求められるようになった。一方で進まない、浸透しないと感じている人も多いのではないだろうか。どこでも柔軟に働ける環境の整備は昨今の企業にとって課題のひとつ。今回は同社業務系インフラのテレワークに対する取り組みと、特にテレワークが難しいとされる財務経理部門がどのように柔軟に働ける環境を実現したか、DX推進事例として苦労・妥協点等、内情を赤裸々に語る。
※同セッションは5月に配信した「第1回 経営企画イノベーション」のマネーフォワードセッションの再配信。

14:10 セッション4 組織で取り組むDX-イノベーションを起こすための「学習する組織」のススメ
林 達氏
ストックマーク
代表取締役CEO

DXの最終的な理想は、最新のデジタル技術を活用することで新たな顧客価値を創出し、既存事業のビジネスモデル変革と新た事業の創出を実現することにある。多くの企業が取り組みを進めているが、現場社員への危機感が醸成されず、全社的な変革には至っていないのが現状。今回はDXを加速させる企業文化変革の実現に向けて言葉のAIで組織全体の情報感度を高め、行動変容を伴う目指すべき組織構造を紹介する。

14:45 特別講演3 三菱マテリアル DXへの挑戦
小野 直樹氏
三菱マテリアル
取締役 執行役社長

三菱マテリアルが、新たな未来を見据え取り組むDX。それは、単なるデジタル化でなく、ビジネストランスフォーメーション、すなわち経営改革、ビジネス変革への挑戦。全経営陣が、自らの立ち位置に対する危機感、改革への強い思いを共有し、目指す姿を定め、事業改革からコミュニケーション改革までのテーマと施策を具体化し、全社員を巻き込みながら推進している同社の取り組みを説明する。

15:20 セッション5 推進を阻む壁を突破する!「DX人材マップ」から描くDXプロジェクトの見取図
峯尾 岳大氏
アウトソーシングテクノロジー
ソリューションサービス事業本部 イノベーションプラットフォーム部 シニアDXコンサルタント

DXプロジェクトの推進過程では、多くの悩みや壁にぶつかる。どこから着手しどのようなテクノロジーを活用するのか、またどうやって拡大するのかなど、幾多の壁を突破し着実に次のステージへとコマを進めるために必要不可欠なのが「DX人材」。「DX人材」に求められる役割や、推進力として活用する方法について、同社独自の「DX人材マップ」をもとに大手メーカーなど複数の支援・提案事例をまじえて紹介する。

15:55 セッション6システムの現状がわからずビジネスサービスを企画するのは、カーナビを使わず知らない街を走るのと同じだ
村田 元太郎氏
ServiceNow Japan
営業統括本部 第二営業本部 第三営業部 第四営業部 本部長

ビジネスを支えているアプリケーションが、どのアプリと接続し、どのインフラ上で稼働しているか把握しているか。これらの情報を可視化せず、新サービスやビジネスを展開することはもはや至難の業。講演では、システムやアプリ、稼働中のサービスに関連するビジネスや組織の状況を、人手を掛けずに常に最新のデータに更新し、それら可視化された情報を元に精緻な意思決定を実現するための実践的な方法について解説する。

16:30 プレゼンテーション&パネルディスカッション
<プレゼンテーション>
加茂 純 氏
coming soon
亀山 満 氏
coming soon
小宮 義則 氏
IHIがDXで目指す価値創造と社会課題の解決(仮)
<パネルディスカッション>
組織の壁を打ち破るDX
coming soon

加茂 純氏
一般社団法人CDO Club Japan
代表理事
東京大学理学部情報科学科卒。米イリノイ大学大学院コンピュータサイエンス学科修士号取得、客員研究員。米オレゴン科学技術大学院マネージメントサイエンス学科客員研究員。電通勤務を経て、シリコンバレーにてHarmonic Communications社を創業、アジアパシフィック統括担当副社長、日本支社長。PwCコンサルティング(旧ベリングポイント)戦略部門ディレクターに就任、マーケティングエクセレンスグループ創設。CMOワールドワイド設立、代表取締役社長。立教大学大学院ビジネススクール兼任講師。2017年、一般社団法人CDO Club Japanを創立し、代表理事に就任。

亀山 満氏
三菱マテリアル
執行役員経営戦略本部本部長補佐 CDO(最高デジタル責任者)
1980年東北大学工学部卒業後、日産自動車入社。車両実験部、技術システム部などを経て、1995年からITを活用した全社業務改革プロジェクトを担当。2000年ゴーン改革を肌で感じながら企画室で車へのIT適用プロジェクトのリーダに。2005年中国合弁企業のCIO、グローバルマーケティングシステム部長などを担当し、2012年に資生堂入社。2020年2月三菱マテリアル、顧問経営戦略本部長補佐。

小宮 義則氏
IHI
常務執行役員 高度情報マネジメント統括本部長
1984年東京大学経済学部を卒業後、通商産業省(現 経済産業省)入省。経済産業政策局知的財産政策室長、製造産業局産業機械課長(ロボット産業室長兼任)、大臣秘書官 事務取扱などを経て、2008年内閣官房内閣参事官(副長官補付)就任後は2回に亘りIT基本法に基づくIT戦略の改定を推進。資源エネルギー庁長官官房総合政策課長、内閣府大臣官房宇宙審議官(後に、内閣府宇宙開発戦略推進事務局長)などを歴任後、2016年に特許庁長官就任。2017年に退官後、IHI入社。2020年4月より現職。

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