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流通経済研究所/「ネットショッパー研究会2023年度」参加者募集

2023年05月11日 11:10 / セミナー

流通経済研究所は6月20日、有償で「ネットショッパー研究会2023年度」の初回お試し参加を実施する。ネットショッパー研究会は、ショッパーの行動や意識・インサイトから、食品・日用品メーカー・卸売業のECチャネル戦略を考える研究会。参加対象企業・対象者は、消費財メーカー・卸売業のEC企業への営業を担当する人、ネットスーパー等リアル店舗のネット対応を支援する人、自社D2Cに取り組む(今後検討している)人など。

消費財の中でもEC化率が先行して高まっている化粧品や健康食品だけでなく、リアル店舗での購買が中心である食品や日用雑貨のカテゴリーにおいても、ネットSMの成長を背景にEC化率が高まっており、新たなチャネル・顧客接点として、ECやネットSMでの対応戦略は消費財メーカーにとって重要になっている。

ネットショッパー研究会は2018年の発足以降、ショッパーの直近の行動を捉える消費者調査報告や、ECの展開に積極的に取り組む実務家の講演、EC化率が日本と比べて先行して高まっている米国、中国の現地情報などを通して、伸長を続けるEC業態にメーカーはいかに対応していくべきかについて提言を行っている。

2023年度の研究テーマは、「リアルとネットの融合で多様化する消費者の購買行動」。6月から2024年2月にかけて、全5回の報告会を全回オンラインで配信する。

<ヘビーネットショッパーの実態>
ヘビーネットショッパーの実態

2020年からのコロナ禍を経て、ネット購買層のすそ野は広がり、年間を通じて約85%のショッパーがネットでの購買をするようになった。ショッパーの生活の中で、ネットで買い物をすることは、スーパーやコンビニエンスストアで買い物をするのと同じように一般化していると言える。

一方、ここまでネット購買が浸透すると、今まで新規の利用者が増えることによって高まってきたEC化率の上昇は、ネット購買のヘビー化に依存することになり、ネットチャネルの成長は新たな段階を迎えていると考えられる。

研究会での独自調査では、週に1回以上ネットで買い物をしているヘビーネットショッパーに着目し、平均的な消費者のネット購買ではなく、高頻度でネット購買を繰り返すショッパーの購買行動やインサイトをとらえて、将来的に広がるヘビーネットショッパーへの対応を検討する。

<研究会の視点>
研究会の視点

ネットチャネルの成長は、リアル業態によるネット販売も含めて多様化し、競争環境は複雑になっている。小売業がOMOの施策に取り組む中で、メーカー・卸はこれらをかしこく使い分ける消費者の行動・意識を把握して、それぞれのチャネルへの対応を検討する必要がある。また、EC企業への営業提案だけでなく、ネットスーパー等のリアル店舗のネット対応の支援や、自社D2Cの取り組みなど、メーカー・卸の対応戦略は多岐にわたる。

そこで、研究会では、ネットショッパーの行動と意識の実態を捉えるために、ショッパーのEC利用の実態について独自調査やデータ分析を実施。全国約1万人を対象としたアンケート調査、ヘビーネットショッパーに対するオンライン・デプス・インタビューによるショッパー定性調査、全国約3万人超の消費者購買データ(QPR)を活用した消費者購買データ分析を展開する。

■開催概要
日時:6月20日~2024年2月13日(全5回)
開催方式:オンライン
研究会参加費:年額50万円(税別)
初回お試し参加:5万円(税別)
初回お試し参加後に年間参加する場合は、年額45万円(税別)となる

■詳細・申込はこちら
https://www.dei.or.jp/project/netshopper/index.php

■研究会事務局
矢野 尚幸
流通経済研究所 客員研究員/玉川大学 経営学部 国際経営学科 准教授

山﨑 泰弘
流通経済研究所 常務理事

■問い合わせ
流通経済研究所
ネットショッパー研究会事務局
担当:山崎、伊藤
TEL:03-5213-4532
FAX:03-5276-5457
net_shopper@dei.or.jp

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