三井住友カードは12月15日、東急百貨店と提携し「外貨建てカード決済サービス」を東急百貨店の東横店・本店の一部の売場に導入した。
「加盟店のPOS端末で外貨建てカード決済サービスに対応する事例として、国内で初の取組みとなる」(同社)。
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2016年の訪日外国人客が10月30日に2000万人を超え、2020年に向けて今後も増加のトレンドが継続することが見込まれている。
今回、三井住友カードは、東急百貨店に「外貨建てカード決済サービス」を導入し、クレジットカードで決済される外国人のお客様に、「自国通貨建て」か「円建て」を選択できるようにした。
「自国通貨建て」でのカード決済を選択した場合、外国人のお客は取引時に支払い金額を確定させることができるため、為替リスクを気にせずに買い物ができる。
これまで加盟店が外貨建てカード決済サービスを導入する場合、クレジットカード会社が提供する決済専用端末を設置する必要があった。
今回は、加盟店が販売管理等の目的で導入するPOS端末を活用し、外貨建てカード決済サービスを提供できるようにした国内で初めての事例となる。
今後、POS端末でカード決済を実施していることが多い大型の加盟店向けに、同サービスの導入を推進する。
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