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渋谷フクラス/商業ゾーン11月開業、観光支援施設・シェアオフィスも開設

2019年08月28日 17:50 / 店舗

東急不動産は8月28日、観光支援施設など「渋谷フクラス」に新たに設置される各施設の詳細を発表した。

<シブヤサン>
シブヤサン

渋谷フクラスは、旧東急プラザ渋谷を含む周辺一帯の再開発エリア内に建設している。オフィス、商業施設、観光支援施設、バスターミナル、産業進出支援施設により構成され、商業施設ゾーンの路面店が11月より順次開業し、新しく生まれかわる「東急プラザ渋谷」は12月に開業を予定している。

1階に12月から設置される観光支援施設(ツーリストインフォメーション)の名称が、「shibuya-san(シブヤサン)」に決定した。施設名称は、「渋谷+さん(敬称)」の造語で、初めて渋谷に訪れる外国人にも親しみをもって呼んでもらいたいという意味を込めたもの。

観光情報案内、荷物預かりといった観光支援機能だけでなく、アートイベントなどを通して、ツーリストがローカルの人々と深くつながり、「シブヤの街の一員になれた」と実感できるような体験・交流の場を創出していく。

<夜間にアルコールを提供>
夜間にアルコールを提供

観光庁が提言するナイトタイムエコノミーの実現に向けて、営業終了時間を周辺のツーリストインフォメーションセンターよりも遅い23時までとし、渋谷の夜間観光を推進。施設内に併設したドリンクカウンターでは、夜間にアルコールを提供し、コミュニケーションが生まれるイベントも定期的に開催する。

1階バスターミナルには、一般路線バスに加え、羽田・成田両空港から空港リムジンバスが12月上旬から乗り入れる。バスは「shibuya-san」目の前に発着予定で、渋谷を訪れる国内外の観光客の玄関口としての役割を果たす。

また、クリエイティブコンテンツ産業、外国企業進出の足掛かりとなる産業進出支援施設として、17階に、東急不動産が都内で展開する会員制シェアオフィスの10店舗目となる「ビジネスエアポート渋谷フクラス」が12月9日に開業する。

ターミナルである渋谷駅が目の前という利便性の高いロケーションの「ビジネスエアポート渋谷フクラス」は、他店舗と比較してシェアワークプレイス(ラウンジ)の面積比率を高めている。移動の隙間時間を有効活用した作業、商談やリフレッシュなどのために利用できる。

1階に空港リムジンバスが乗り入れるバスターミナルを有することから、グローバルに活動するワーカーの利用が予想され、利用者がいつでも快適に仕事や休息の時間を過ごせるよう、シャワーブースも用意した。

■ 渋谷フクラス施設概要
事業主体:道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-2-3
用途:店舗、事務所、駐車場など
敷地面積:約3336m2
延床面積:約5万8970m2
階数:地下4階~地上18階(建築基準法上は19階)
高さ:約103m

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