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Clear/「日本酒特化ベンチャー企業」2億5000万円の資金調達

2020年02月03日 13:00 / 店舗

日本酒に特化した事業を展開するClearは2月3日、さらなる事業拡大を目的として、総額2億5000万円の資金調達を実施したと発表した。

アカツキ「Heart Driven Fund」、朝日メディアラボベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、MTG Ventures、OPENSAUCE、KVP(既存株主)、三井住友海上キャピタルと複数の投資家から資金を調達した。

<Clearのロゴ>
Clearのロゴ

調達した資金は、高級日本酒ブランド「SAKE100(サケハンドレッド)」の海外進出への投資、日本国内におけるブランディング強化に費用を充当する。

SAKE100は2018年7月に、「100年誇れる1本を。」をテーマに掲げ開始した日本酒Eコマース。すべての商品をClearと酒蔵で共同開発し、高品質・高価格な「プレミアム日本酒」だけをインターネット販売している。

SAKE TIMESの運営を通じて培った全国各地の酒造メーカーとのネットワークとマーケットへの深い知見を活かし、唯一無二のオリジナルな価値をもつ商品を、少数精鋭でラインアップする。

SAKE100の開始にあたって、Clearは1965年創業の老舗酒屋「川勇商店」の発行済み株式の全てを取得し、同社を完全子会社化。これに伴い、同社の持つ酒類小売業免許を活用した新事業として「SAKE100」を立ち上げ、小売業に参入している。

また、IPOを視野に入れた優秀な人材獲得、組織強化への採用費用にも充てる予定だ。Clearはこれからの日本酒産業をけん引するリーディングカンパニーを目指し、さらなる事業の拡大を目指す。

これまで「日本酒の可能性に挑戦し、未知の市場を切り拓く」をミッションに、日本国内においてラグジュアリーブランド市場の開拓に取り組んできた。

2020年春から更に事業を加速させるべく、「SAKE100」のプロダクトをアメリカ(ベイエリア)の世界トップレベルのシェフ、ソムリエ、海外の美食家たちに広めていくという市場動向を捉えた事業展開を進める。

日本酒専門WEBメディア「SAKE TIMES」では、サイト開設当初から、「日本酒の情報流通に革新を起こす」をミッションに情報発信してきた。

これまでの5年間に渡るメディア運営のなかで蓄積した知見や考察が、「SAKE100」の最高品質のプロダクト開発に活かされており、ラグジュアリーブランド市場を開拓していくことにつながってきたと分析している。さらに日本酒に貢献できるメディアとして成長を目指す。

新規調達に伴い、新たに各種ポジションで積極的な人材採用を行う。Webデザイナー、ブランドマーケター、商品開発ディレクターといったSAKE100の事業推進を担う人材、さらには経営企画など経営基盤となる人材も募集する。

■clear
https://clear-inc.net

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