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小田急/下北沢駅南西口に複合施設「(tefu)lounge」と路面店開業

2021年12月13日 16:00 / 店舗

小田急電鉄は2022年1月20日、下北沢駅南西口すぐの開発エリア08に、「まちのラウンジ」をテーマにした複合施設「(tefu) lounge」と「地域の暮らしを豊かにする“食”」をテーマにした4つの路面店が集積する施設を開業する。

<NANSEI PLUS エリアマップ>
NANSEI PLUS エリアマップ

「(tefu) lounge」には、下北沢に集まるすべての人が思い思いの時間を過ごせるようなラウンジや、シモキタエリアの文化的価値をより高めるミニシアターを設ける。また、開発エリア08は、世田谷代田方面の「BONUS TRACK」への全面開通に向けて開発エリアを拡大し、エリア名称を「NANSEI PLUS(ナンセイ プラス)」として来春の全体完成を目指す。

核となる施設の「(tefu) lounge」や、食に関連する路面店に加え、新たに「園芸ショップ」と「アートギャラリー」、世田谷区と連携し整備を進める地域の緑の拠点となる広場が誕生する。「園芸ショップ」は、地域内外の有志で構成される園芸コミュニティが運営することを予定しており、地元の人と来街者のコミュニケーション拠点として、「アートギャラリー」はこれまでのシモキタカルチャーに捉われることなく、さまざまな文化を街に発信する拠点として、シモキタエリアの魅力である「多様性」をますます引き出す。

「NANSEI PLUS」は、画一的な駅前開発ではなく、下北沢駅前ならではの個性や価値を創出する施設構成とし、生活利便性を高める機能に留まらず、ラウンジやオフィスなどの働く機能、アートやシアターなど文化的な機能を充実させることで、自宅を中心とした徒歩圏内の暮らしを一層充実させる「駅前の新しいあり方」を提案する。

「NANSEI PLUS」には、「地域の暮らしを豊かにする“食”」をテーマに、飲食や食物販等4つの店舗がオープンする。公募により集まった事業者や地域にゆかりのある事業者、新しくシモキタエリアでチャレンジする事業者など多様なバックグラウンドを持つ人を迎えていることが特徴となっている。

2022年1月20日には、下北沢の名店「打心蕎庵」のオーナーが営む洋食屋「BONA BONA PĒTIT」、日本酒や日本ワイン等を揃えたリカーストアを併設するクラフトビアバー「TDM 1874 下北沢」、シモキタエリアでさまざまな業態の飲食店を展開するオーナーの新しい業態店舗「料理店 適温」がオープンし、2月末には、神田の北出食堂が手掛けるタコスに特化したタコス食堂「KITADE TACOS 下北沢店」が開業する予定だ。

<(tefu)lounge 2階ラウンジエリア>
(tefu)lounge 2階ラウンジエリア

「NANSEI PLUS」の核となる施設「(tefu) lounge」は、2022年1月20日に、さまざまな過ごし方ができるラウンジを中心とした5階建ての複合施設として開業する。2階部分を隣接する開発エリア09「シモキタエキウエ」とデッキでつなぎ、下北線路街全体を回遊性高く楽しむための工夫をした。

1階には、有機・無添加商品などを取り揃えたナチュラルスーパーマーケット「ビオラル下北沢駅前店」(2月開業予定)と日本初上陸の焙煎所「Belleville Brûlerie TOKYO」が、2階には、演劇、音楽、サブカルなどさまざまな文化が混ざり合う下北沢ならではの新しい可能性を秘めたミニシアター「シモキタエキマエシネマ「K2」(1スクリーン・71席)」が開業する。

2、3階に位置するラウンジは、下北線路街のコンセプトである“であう”“まじわる”“うまれる“を実現する空間として、ソファやデスク、シェアテーブル、ブースなど多様なスペースから利用者が用途や気分にあわせた席を自由に選んで過ごせる時間課金型と、3階の一部と4階は会員制シェアオフィスで構成する。

なお、5階は、下北線路街の管理運営機能や地域内外のパートナーとの交流を目的とした小田急電鉄の活動拠点とレンタルスペースとして、シモキタエリアの魅力を引き出す。

■(tefu)lounge
所在地:東京都世田谷区北沢2丁目21ー22
(シモキタエキウエ直結)
規模・構造:鉄骨造5階建
延床面積:約1460m2
1階:「ビオラル下北沢駅前店」、「Belleville Brûlerie TOKYO」
2階:「(tefu) lounge by KITASANDO COFFEE」
シモキタエキマエシネマ「K2」(1スクリーン・71席)、イベントスペース
3階:カフェ・ラウンジ、シェアオフィス(月額ブース12席)
4階:シェアオフィス(個室5室)
5階:オフィス兼レンタルスペース
開業日:2022年1月20日※「ビオラル下北沢駅前店」は2月開業予定
建築主:小田急電鉄
企画:UDS
基本設計・デザイン監修:UDS
実施設計・施工:フジタ
運営:UDS

■(tefu)lounge」を核とする施設の新エリア「NANSEI PLUS」
所在地:東京都世田谷区北沢2丁目21ー22ほか
敷地面積:約3460m2(世田谷区が整備する広場等を含む)
施設:複合施設(tefu)lounge、路面店集積施設(飲食・食物販4テナント)
園芸ショップ、アートギャラリー、広場

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