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東急/自由が丘に飲食店とIT人材向けコミュニティー型住宅との複合ビル

2022年01月31日 16:10 / 店舗

東急は1月31日、東京・自由が丘に飲食店舗とTECH人材向けコミュニティー型賃貸住宅との複合ビル「arbre(アーブル)自由が丘」(東京都目黒区)をオープンすると発表した。

<アーブル自由が丘>
アーブル自由が丘

2月より順次出店し、5月末に全館開業を予定している。同社がこれまで培ってきたまちづくりのノウハウやグループ各社を含めた事業領域の広さを生かし、土地オーナーの資産価値向上・課題解決に向けた施策をワンストップで提案する、資産活用コンサルティングを行った物件となるもの。

東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩5分、閑静な住宅街と、個性的な飲食店街とが共存するエリアに位置している。物件名称の「arbre(アーブル)自由が丘」は、「自由が丘にある樹木(arbre:仏語で樹木)」を意味しており、建物デザインには、元材木商である土地オーナーの木への思いを表現。CO2排出量削減による環境負荷の低減を目指し、1階には木の軒天(屋根の軒先の裏面に取り付けるボードのこと)、2・3階は構造を木造とし、外装の全面にも木材を使用している。

1階の商業区画には、食を通じサステナブルな社会への貢献に取り組む飲食店舗3店舗が、3月から順次開業する。

コーヒーかすを培養土にアップサイクルした商品を製造・販売するなどの取り組みを行う「ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)」、オーガニックワインを中心に提供し、生産者と購入者をつなぐイベントやセミナーを行う「VIRTUS(ウィルトス)」、食料品を製造・販売する老舗ブランドが手がける初の飲食店舗で構成されている。

「ONIBUS COFFEE」は、都内でスペシャルティコーヒーの焙煎・販売の4店舗を運営し、コーヒーかすを培養土にアップサイクルした商品の製造・販売なども行う。

生産者・産地に寄り添った季節の食材で作るスイーツ、ワンプレートのブランチ、ナチュラルワインも提供する。オニバスでは初の試みとなるカフェスタイルの店舗となる。

「VIRTUS」は、神宮前に本店がある、ワインのセレクトショップ兼ワインバー。ワインはフランス、イタリアだけでなく、日本、南半球などあらゆるワインを扱い、自然派ワイン、クラシックワインジャンル問わず取り扱う。

購入したワインをその場で飲める角打ちワインバーも併設しており、生産者と購入者をつなぐイベントやセミナーなどを実施する予定だ。

<共用ラウンジイメージ>
共用ラウンジイメージ

また、2・3階はCEspaceが運営する、TECH人材向けのコミュニティー型賃貸住宅「TECHRESIDENCE JIYUGAOKA(テックレジデンス自由が丘)」が2月1日より入居開始。ディスプレー常設の共用のワークスペースを完備している。定期的な入居者向けイベント・セミナーの開催などを行っており、自由が丘エリアにおいて、TECH領域を成長させるコミュニティーが生まれる拠点づくりに取り組む。

居室数は22室(水回りが共用のシェアハウス型ルーム17室、マンション型ルーム5室)。賃料は9万4000円~12万6000円。

「TECHRESIDENCE」シリーズは、ITエンジニアをはじめとしたTECH人材に特化したコミュニティー型賃貸住宅で、現在、東京4拠点、新潟1拠点で運営している。

■arbre(アーブル)自由が丘
所在地:東京都目黒区緑が丘2-24-8
アクセス:東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩5分
構造・規模:木造一部鉄骨造・地上3階建
用途: 共同住宅、飲食店
延床面積:1217.61m2
完工:1月31日
コンサルティング:東急
設計:内海彩建築設計事務所
施工:轟組
運営管理:東急
建物管理:東急プロパティ・マネジメント
警備:東急セキュリティ

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