三菱地所/有楽町の路地裏を飲食など多目的空間にリニューアル
2022年05月25日 14:40 / 店舗
三菱地所は6月1日、新国際ビル・新日石ビル間の路地空間(東京都千代田区)をリニューアルし、都市の隙間の公園機能として、「有楽町『SLIT PARK』」(以下:SLIT PARK)をオープンする。
薄暗く活用されていない路地であった場所を、光と緑あふれる空間に変え、工事中に発生した廃材の一部を新たな空間演出として再利用するなど、都市の隙間(屋外路地裏スペース)を多目的空間にコンバージョンする。
キッチンカー、路外ショップによる飲食・物販のサービス、空間に躍動感をもたらすアートの設置、誰でも気軽に参加できるようなイベントを積極的に企画、実施することで出会いや交流を促進し、街の魅力度向上につなげたい考えだ。
また、Wi-Fi・電源を各所に完備。執務空間として常時利用可能とする。
店舗では、「SLIT PARK」の「森」を構成するグリーンやフラワーを販売するショップかつ全体のインフォメーションブース機能を兼ねる「WICK GREEN」、オーガニック・ギフトをテーマにした雑貨・加工食品・ドリンクを販売するカートショップ兼イベント時のDJブース・トークブース「WICK SHOP」が登場。森から湧き出す「水」をテーマに、水にこだわりをもつ生産者が手掛けるドリンク類、生ハムを中心としたフィンガーフードを取りそろえているバル「WICK BAL」もオープンする。
そのほか、休日・イベント時に雑貨・スナック・ドリンクを販売する屋台、リセット&チャージをテーマにしたランチBOX、ドリンク類を扱うキッチンカーも展開する。
8月中旬には、森のメタバース映像空間を体感できるラウンジ「WICK LOUNGE」を開設。オーガニックエキシビション、ワークショップの実施などビジネス利用も予定しているという。
今後、8月中旬をめどに丸の内仲通り側エントランス・オフィスロビーの改修を行い、「SLIT PARK」につながる、突き当たりの区画を貫通させ、大名小路と丸の内仲通りをつなぐ動線としての機能を持たせる。周辺エリアの既存ビルの改修も計画している。
■有楽町「SLIT PARK」施設概要
所在地:東京都千代田区丸の内3-4-1
アクセス:有楽町駅より徒歩1分
面積:約501m2
企画:三菱地所
設計・監理:オープン・エー、三菱地所設計
運営:東邦レオ
「Slit Park」イベント案内ホームページ:https://wick-salon.studio.site/salon
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