東急百貨店本店跡地/「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」27年度完成へ
2022年07月21日 16:07 / 店舗
東急、L Catterton Real Estate(以下:LCRE)、東急百貨店は7月21日、3社共同で推進する「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」の計画概要を発表した。
<渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト>
Image by Proloog Copyright Snohetta
2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了後、再開発するもので、2027年度完成を予定している。
渋谷に根差した複合施設開発、リテール、ホスピタリティ、カルチャーのノウハウを持つ東急グループと、国際的な複合施設開発やワールドクラスブランドのキュレーションの実績を持つLCREとのパートナーシップにより推進する。
地上36階地下4階の複合施設で、洗練されたライフスタイルを提案するリテール、ワールドクラスのスモールラグジュアリーホテル、ハイクオリティな都市型居住を実現する賃貸レジデンスを有する。隣接するBunkamuraとのアート&カルチャーにおける融合により、渋谷の新しいランドマークを目指す。
渋谷のにぎわい、松濤の静かな住宅地、独自のカルチャーが息づく奥渋エリアの結節点に位置し、「Tokyo’s Urban Retreat」というキーコンセプトのもと、都会の騒がしさの中に安らぎとくつろぎを提供する。都内有数の高級住宅地である松濤をはじめ、代々木上原、南平台、青山、広尾などにもアクセスしやすいロケーションとなっている。明治神宮、代々木公園などの大規模な緑地、大学、文化施設に近接。4社9路線が乗り入れ、多方面につながる渋谷駅を中心とした鉄道利便性に加え、山手通りや明治通りなど幹線道路へのアクセスにも優れている。
建築デザインには、その土地の持つ背景やランドスケープに合わせたサステナブルでコンセプチュアルな空間づくりを得意とし、国際的に高い評価を得ているノルウェーの建築・デザイン事務所「Snohetta(スノヘッタ)」を起用することが決定した。
ホテルは、「Swire Hotels(スワイヤー・ホテルズ)」が展開し、クリエイターやエグゼクティブに幅広いファン層を持つコンテンポラリーラグジュアリーブランド「The House Collective(ザ・ハウス・コレクティブ)」が日本初進出する。
また、計画の推進に伴い、隣接する複合文化施設「Bunkamura」は、オーチャードホールを除き2023年4月上旬より休館となるが、同施設の開業と同時に営業再開を予定している。
東急グループとLCREが掲げる持続可能な開発目標達成に向けて、環境とサステナビリティに配慮した国際認証などの取得も目指している。
■計画概要(予定)
事業主:東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
用途:リテール、ホテル、レジデンスなど
敷地面積:1万3675m2(Bunkamura含む)
延床面積:11万7000m2(Bunkamura含む)
階数:新築部分地上36階地下4階、Bunkamura地上8階地下2階
高さ:164.8m
デザインアーキテクト:Snohetta
エグゼクティブアーキテクト:日建設計・東急設計・コンサルタント設計共同事業体
完工:2027年度
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