流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





南池袋二丁目/「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」で北棟着工

2022年10月14日 15:30 / 店舗

住友不動産、野村不動産、都市再生機構が参加する南池袋二丁目C地区市街地再開発組合は10月1日、東京都豊島区南池袋二丁目他で事業を推進する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」で北棟の着工を行った。

<外観イメージパースと位置図>

池袋駅周辺は2015年に「都市再生緊急整備地域」と「特定都市再生緊急整備地域」に指定され、豊島区本庁舎の移転や南池袋公園のリニューアル、イケ・サンパークの開園など既存開発に加え、現在も複数の再開発が進行しており、持続発展都市として進化を続けている。

同地区は「東池袋」駅に隣接、東京の副都心である「池袋」駅から東南約750mに位置する約1.7haの敷地に、豊島区最大級となる総戸数1498戸の超高層ツインタワーマンションを整備する。低層部には店舗や事務所、文化・交流施設、子育て支援施設、公共公益施設などを導入することで、多世代の賑わいや交流空間を創出し、家族で安心して住み続けられる街づくりを行う。

同地区一帯は「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」に基づいた「街並み再生地区」に指定されており、回遊性を高める歩行者空間を形成。快適な歩行者ネットワークを確立するとともに、幹線道路の沿道としてふさわしい街並み景観を形成する。

<断面図イメージ>

南池袋二丁目C地区周辺での開発や、隣接する都市計画道路環状第5の1号線と都市計画道路補助第81号線の整備事業が進む中、同地区は老築化した建物の更新が進んでいないことに加え、地区内の道路は幅員が狭く、歩道や広場、公園といった公共空間の未整備が課題となっていた。

事業では、地区内の低未利用地の活用や敷地の共同化を進め、南北に長い同地区において建物の機能や敷地内の空地などを効果的・効率的に配置するため、北棟(1ー1街区)、南棟(1ー2街区)の2つの敷地に分けて施設を計画した。低層(1、2階)部分には、商業施設や生活支援施設、文化・交流施設などを配置し、多世代の賑わいや交流空間を創出する。

北棟・南棟それぞれの高層部分にはファミリー向けの住戸を中心とした都市型住宅を整備し、新しい都市コミュニティの形成と多世代にわたる多様な交流を促進する。北棟の低層部(1~3階)には業務施設を配置し、公共施設などの導入を図る。

<歩行者ネットワークの整備>

居住者や来街者の利便性向上と歩行者の回遊性向上に資する歩行者ネットワークを形成するため、「東池袋」駅に繋がる地下通路を新設し、地上では既存区道を幅員9mに拡幅整備する。さらに、交流の拠点となる滞留空間として、本地区の北、南、中央の3ヶ所に地区広場を整備する。

<敷地東側イメージパース>

■関連記事
南池袋二丁目/「第一種市街地再開発事業」組合設立、2025年竣工

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧