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スーパーセンタートライアル加治木店/5月31日開業、新型カート全国で1万5000台に

2023年05月31日 11:36 / 店舗

トライアルカンパニーは5月31日、鹿児島県で5店舗目、スマートストアとしては県内3店舗目となる「スーパーセンタートライアル加治木店」(鹿児島県姶良市)をオープンした。

<新型カート全国で1万5000台に>
新型カート全国で1万5000台に

スマートストアとは、小売りに特化した「リテールAIカメラ」、セルフレジ機能付きの買い物カート「スマートショッピングカート(以下:SSC)」など、トライアルが独自に開発したIoT技術、AI技術を導入し、データの利活用をもとに新しい購買体験を提供したり、効率的な運営を可能にしたりする店舗形態となる。

SSCは、専用のプリペイドカードをカートに登録の上、付属するスキャナーで顧客自らが商品バーコードを読み取ることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ますことができる。

今回、加治木店に120台導入される次世代型SSCは、国内107店舗目の本格導入となり、鹿児島県では3店舗目。小柄な人・シニアも含むさまざまな利用者のUX向上を目指し、「軽い」「画面が見やすい」「商品を入れやすい」設計となっている。商品のスキャン漏れを防止する自動検知アラーム装置、顧客の属性や購買履歴などのデータを活用して、一人一人に最適な商品をAIが選択し、タブレット上でお勧めするレコメンド機能も搭載されている。

加治木店のオープンにより、SSCの稼働台数は約1万5000台となった。

AI化による顧客・従業員・メーカーなどの便益を図るだけでなく、SSCによる非対面会計といった「新しい生活様式」の側面においても新たな購買体験を提供する。

また、店内では、お勧め総菜として「ごて焼き」(税込み299円)、「名物にしたい肉コロッケ」(1個100円)などがそろう。

「ごて焼き」の「ごて」は、鹿児島弁で足や、すねを表す。同商品は、鶏のすね肉、一般的にはもも肉と呼ばれる部位を骨付きのまま焼いたもので、自社センターで特製の甘辛いたれに24時間漬け込んでしっかり味を染み込ませている。職人が監修した自社の照り焼きのたれを塗り、じっくり焼き上げることで、香ばしく仕上げたという。

「名物にしたい肉コロッケ」は、肉の味や食感が引き立つようにミンチを2種類使用。甘みも感じられるよう玉ネギの炒め具合を調整したり、ジャガイモは程良い滑らかさになるようにつぶしたりしたりした。素材のおいしさがしっかり感じられ、味がぼやけないように自社配合のたれで味つけしたとしている。

■スーパーセンタートライアル加治木店
所在地:鹿児島県姶良市加治木町反土2864
取扱商品:生鮮食品、食品、弁当・総菜、酒、日用品など
営業時間:24時間(年中無休)
TEL:0120-033-559
駐車場:有
https://www.trial-net.co.jp/shops/569/

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