ダイエー／「イオンフードスタイル松原店」まぐろの超低温物流に挑戦

2023年09月14日 16:17 ／店舗

ダイエーは9月21日、「イオンフードスタイル松原店」（大阪府松原市）をオープンする。

＜イオンフードスタイル松原店＞

「イオンタウン松原」の核店舗としてオープンするもので、松原市内には2009年4月に営業終了した「ダイエーグルメシティ松原店」以来、14年ぶりに再出店する。近鉄南大阪線「河内松原駅」から南西約1kmに位置し、店舗周辺1km圏内の人口は約2万5000人、世帯数は約1万2000世帯で、40代・50代のファミリーが多いエリアだという。

卸売市場から直送される野菜を集めた「めっちゃば」では、全国から集められた新鮮な旬野菜をリーズナブルな価格で販売する。

世界中の産地で水揚げしたまぐろを急速凍結し、おいしさが保たれる超低温（－50℃以下）を維持したまま店舗へ直送する物流を同社で初めて構築した。

店舗では超低温冷凍庫にて保管することで、舌でとろけるような高い鮮度のまぐろを使用したお造り、すしを毎日提供する。

畜産コーナーでは、肉質がきめ細かくとろける口当たりのオリジナル国産黒毛和牛「さつま姫牛」を用意している。人気部位を集めた焼肉用セットを品ぞろえする。家庭にて使用頻度が高い豚細切れ、鶏もも肉を毎日お買い得価格で販売する。

ベーカリーは、店頭のオープンキッチンに、遠赤外線効果で外側と内側を同時に焼き上げる「石室窯」を同社で初めて導入した。

外はパリッと内はしっとりした食感のバゲット、チーズプールなどのハード系パンを約10種展開する。湯種に塩こうじを加えて作ったフォカッチャにチキン、野菜などをのせた「具だくさんフォカッチャ」など豊富な種類の焼きたてパンを約80品目そろえた。ほかにも人気の生ドーナツ、アップルパイなど、食事パンからデザートまで取り扱う。

弁当コーナーでは、出汁にこだわったかつ丼、天丼、穴子天丼を298円の均一価格にて販売。深い味わいが特長のオリジナル総菜シリーズ「おだし亭」のだし巻き卵が入った「厚切り熟成銀鮭西京焼き弁当」、健康に配慮した新商品として、糖質を控えた「こんにゃく入り酢飯を使用した「カラダ想いタルタルサラダ巻」なども楽しめる。

＜フローズンコーナー＞

また、コロナ禍以降、需要が拡大しているフローズンコーナーでは、人気のパスタ、弁当総菜、アイスのほか、デパ地下で人気の総菜店が手掛ける本格デリカテッセン、関西のコナモン名店を集めたコーナーなども販売する。

オーガニックや半調理野菜など利便性の高い素材食品を多数用意し、冷凍食品のみで食が完結できるフローズンワールドを展開する。

＜ARTLOCK FREEZERを活用した商品＞

生鮮、デリカ、ベーカリー各売場において、最新の特殊冷凍機「ARTLOCK FREEZER」（デイブレイク）を使用し、店内で高品質に冷凍した商品を販売する。店舗で販売する野菜、果物、刺し身、切り身、焼き魚、精肉、弁当、パンの同商品を製造・加工後すぐに急速冷凍し、究極の鮮度と低価格を両立させた「冷凍dai革命」商品として、約130品目発売する予定だ。

＜「デジタルサイネージ」を設置＞

デジタル施策では、主要コーナーに「デジタルサイネージ」を設置し、産地や市場のようす、急速冷凍技術のしくみなど、店頭にて提供している商品の魅力を臨場感あふれる映像にて情報発信する。

さらに、イオンのトータルアプリ「iAEON」を通じて、同店のお得なクーポンを配信するほか、買えば買うほどお得が増える月間ボーナスポイントの特典を付与する。スマホ決済サービス「AEON Pay」（イオンペイ）や電子マネー「WAON」での支払い、「WAON POINT」の利用・付与・照会・交換、「お気に入り店舗」のキャンペーン情報の確認ができるなど、イオングループが提供するサービスが利用可能となっている。

また、「ダイエーネットスーパー」を運用予定。店内で販売する商品を約1万点取り扱う。

顧客の動きをAIで分析するクラウドカメラを設置し、売場づくりに反映するほか、遠隔地からでもリアルタイムで確認が可能なことから、防犯に活用する。

レジ待ち時間の短縮につながるセミセルフレジ、キャッシュレスフルセルフレジを採用する。

■イオンフードスタイル松原店
所在地：大阪府松原市新堂4丁目1154番
売場面積：約1864.46m2（うち、直営約1861.15m2）
営業時間：9時～22時