中川政七商店/旗艦店「福岡天神店」4/24オープン、九州全土の食・全国の器が集う
2025年03月18日 11:14 / 店舗
中川政七商店は4月24日、「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」に、九州旗艦店「中川政七商店 福岡天神店」(福岡市中央区)をオープンする。
<九州旗艦店4/24開業>
奈良本店、渋谷店に続く九州最大の旗艦店が、福岡に誕生。「九州の手ざわり、日本の暮らし」をコンセプトに掲げ、九州の豊かな風土が育んだ素材や技、日本の暮らしに根ざした工芸の知恵を伝える拠点だという。
九州全土から厳選した食と全国の「うつわ」が楽しめる特集スペースや、九州・博多名物の限定品、中川政七商店の300年の歴史を受け継ぐ麻織物の新作、暮らしを豊かにするヒントが学べるワークショップ、そして九州各地の工芸を取り入れた内装を導入した。
<特集スペース「九州の食、全国のうつわ」>
店内中央に、九州の食と全国の「うつわ」を楽しむ特集スペースを常設。麺鉢やカトラリー、お茶の時間を豊かにする茶葉や茶菓、茶器、焼酎や酒器をそろえた。九州ならではの食品と、日本各地の職人が手がける器を組み合わせ、顧客の食卓を豊かにする「使う工芸」を訴求する。加えて、博多名物の限定土産も取り扱う。
主な商品は、奈良の工芸・かや織ふきんに博多名物を描いた「博多ふきん」(税込各550円)、全て博多弁で書かれたみくじ付きのユニークな陶製人形「にわか明太だるまみくじ」(各550円)、長崎県・マルヒロによる一期一会の柄を楽しむラーメン鉢「mandala RAMEN BOWL limited」(1万4300円以上)など。
<「手績み手織り麻」シリーズ>
中川政七商店のルーツである「手績み手織り麻」を活かしたシリーズが旗艦店限定で登場。日本で昔から親しまれ発展してきた折り紙の技法をもとにした、折りたたみ可能な六角型の収納箱(5500円~)やティッシュケース(7700円)、名刺入れ(4620円)など、暮らしにアクセントを加える麻織物シリーズとなっている。
店内の天井には手績み手織り麻の布が掛けられ、色とりどりの麻織物が訪れる人を迎える。創業300年前から変わらない手仕事によるものづくりに、触れ、感じ、暮らしの中で楽しんでもらえる象徴的な存在だという。
<内装イメージ>
内装には、九州各地の工芸技術を採用。壁面の一部には、長崎県の諫早石や波佐見焼の陶片を活かして仕上げた。ダイニングコーナーには、福岡県・八女提灯をもとにオリジナルデザインしたペンダントライトと、佐賀県・平田椅子製作所のダイニングデーブルセットを設置。店舗正面の「九州の食、全国のうつわ」エリアには熊本産杉材の什器を採用した。
さらにロゴ看板には、300年以上の歴史を持つ佐賀県・肥前名尾和紙を使用している。
<ワークショップを開催>
大人が楽しめる「家政学校」をコンセプトに、しめ縄作りやふきん染め、金継ぎなどが体験できるワークショップを定期開催する予定。自分だけの道具や飾りを仕立てる楽しさや、長く使い続けるための工夫を、実際に手を動かしながら学べる内容となっている。参加費用は1回3000円~5000円程度。予約は中川政七商店HPから。
<かしゆか商店 リアルストア>
また、約297m2の常設店に加え、約43m2のポップアップストアを3階エスカレーター横に出店する。期間は2025年5月2日~10月の半年間で、月ごとに編集テーマや商品ラインアップが変わる。
このうち6月11日~7月1日には、Perfume・かしゆかさんが店主をつとめる「かしゆか商店 リアルストア」が登場。工芸の粋を集めた特別な巡回展だという。
■中川政七商店 福岡天神店
オープン日:2025年4月24日
所在地:福岡県福岡市中央区天神1-11-1 3階
アクセス:西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」駅から徒歩3分
TEL:092-401-0551
営業時間:平日11時~20時/土日祝10時~20時
面積:約297m2(90坪)
店舗デザイン:YLANG YLANG
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