ムーミンバレーパーク/2019年春に埼玉県で開業、目標来場者数100万人
2016年12月06日 17:50 / 経営
投資会社のフィンテックグローバルと子会社のムーミン物語は12月6日、埼玉県飯能市の宮沢湖を中心としたエリアにテーマパーク型複合施設「メッツァ」を開業すると発表した。
北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」とムーミンの物語を主題としたテーマゾーン「ムーミンバレーパーク」の2つの施設で構成する。
両施設とも2017年春から着工し、メッツァビレッジは2018年秋開業、ムーミンバレーパークは2019年春のグランドオープンを計画する。目標来館者数は、両施設合計で約100万人。
施設の開業にあたり、フィンテック社は約18万7000m2の土地を西武鉄道から6億円で取得している。
総敷地面積は約25万7000m2、うち開発予定地は約15万8000m2で、総事業費は約150億円。
北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、こころの豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰る場所をテーマとした。
「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドにあるムーミンワールドを除き、「ムーミン」を主題とした施設としては、日本が世界初進出となる。
フィンテック社と埼玉県飯能市は、施設の開設や飯能市の観光振興に関して「地方創生に関する基本協定」を締結しており、インフラ整備などで連携する。
メッツァビレッジの計画施設面積は約6000m2で、物販施設、飲食施設、各客室にサウナを完備した宿泊施設、グランピングエリア、ワークショップ施設、催事スペース、駐車場施設などで構成する。
入場は無料で、日常的に来ることができる自然豊かな公園機能を維持し、自然を身近に感じられる施設やアクティビティを展開する。
ムーミンバレーパークの計画施設面積は約7000m2で、複合施設、飲食施設、物販施設、アトラクション、エンタテイメント施設、フォトスタジオなどを展開する。
ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクション、物語の中で登場する灯台や水浴び小屋などを設置する。
ムーミンバレーパークのオリジナル商品を展開する大型のギフトショップやレストランなども計画している。
ムーミンバレーパークは有料施設となるが、入場料やアトラクションの利用料金などの詳細は、検討中という。
2017年1月から、メッツァ開発チームと共に施設内アクティビティを企画できる人やメッツァの魅力や価値を広める人をサポーターとして募集するアンバサダープログラムを開始する。
今後、メッツァ公式サイトで、アンバサダープログラムの詳細などを発表する予定だ。
■メッツァ公式サイト
http://www.metsa.co.jp/
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