JR東日本/小売事業再編でニューデイズ、エキュートの運営を一本化
2017年12月19日 15:25 / 経営
JR東日本は12月19日、小売事業を再編するために、グループ会社のJR東日本リテールネットとJR東日本ステーションリテイリングを合併すると発表した。
11月に発表した「生活サービス事業成長ビジョン(NEXT10)」に対応した施策。
コンビニエンスストア「NewDays(ニューデイズ)」、「KIOSK(キオスク)」などを運営するJR東日本リテールネット、駅ナカ商業施設「ecute(エキュート)」を運営するJR東日本ステーショーンリテイリング、駅ナカを中心に清涼飲料水の自動販売機「acure(アクア)」を運営するJR東日本ウォータービジネスを再編する。
2018年4月1日付で、JR東日本リテールネットがJR東日本ステーションリテイリングを吸収合併する。存続会社であるJR東日本リテールネットが、JR東日本ウォータービジネスを100%子会社化する。
JR東日本の広報部によると、「NEXT10を実行する上で、小売事業を集約し再編する。JR東日本ウォータービジネスは、自動販売機という独自の事業領域で取引先も多岐に渡るため、独立を維持する形とした」という。
現在、駅ナカ商業施設「エキュート」は、JR東日本ステーションリテイリングが大宮、品川、立川、日暮里、東京、万世橋を運営し、JR東日本リテールネットが品川サウス、上野を運営、ジェイアール東日本都市開発が赤羽を運営している。
現時点で、エキュート赤羽については、ジェイアール東日本都市開発による運営を維持する予定だという。
2017年3月期のJR東日本リテールネットの売上高は1940億円、営業利益14億円だった。同期のJR東日本ステーションリテイリングの売上高は306億円、JR東日本ウォータービジネスの売上高は428億円だった。
JR東日本リテールネットは「ニューデイズ」「キオスク」を中心に1217店を展開、JR東日本ステーションリテイリングは「エキュート」6施設を展開している。
NEXT10の最終年度にあたる2026年度の連結数値目標は、2016年度連結決算に対し、売上高・営業利益とも約1.5倍を目指す。
2026年度の生活サービス事業の売上高は1兆2000億円、営業利益1800億円とした。
2016年度の生活サービス事業の売上高は8287億円、営業利益1171億円だった。
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