三陽商会/中計の2019年売上・利益目標を下方修正
2018年10月30日 14:30 / 経営
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三陽商会は10月30日、中期経営計画「Sanyo Innovation Plan 2017」の2019年目標値を下方修正したと発表した。
同日行われた2018年12月期第3四半期決算説明会で、岩田功社長が明らかにしたもの。
2019年は売上高650億円を30億円減の620億円、営業利益20億円を15億円減の5億円に下方修正する。
2018年度は業績が回復しつつあるものの、9月以降の天候要因などにより、売上高が減少している。
また、ビジネスの最盛期である第4四半期の売上高拡大を狙い、これまで抑えていたマーケティング投資を積極化し、販管費が増大。前年比較で約2億円の追加投資を実施している。
第3四半期の連結決算は、売上高413億8900万円(前年同期比6.5%増)、営業損失22億5900万円(前年同期は28億1400万円の赤字)、経常損失22億900万円(29億3300万円の赤字)、純利益15億6000万円(14億5700万円の赤字)となり、中計目標であった2018年度の営業利益の黒字化達成は難しいと判断した。
岩田社長は「直営店、ECを強化し、2019年度には黒字化を目指す。顧客価値の創造と最大化を図り、高品質でありながら、一般的な高品質商品より20~25%安い、買いやすい価格帯の商品を投入。ラグジュアリーとアフォーダブルの中間にある、プレミアムゾーンを開拓したい」と説明した。
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