ダイエー/食品スーパーの地域統合を見据え組織変更
2019年03月04日 15:12 / 経営
ダイエーは3月1日付で、組織変更を実施した。
食品スーパーマーケットの地域統合を見据え、「地域密着型経営」「スピード経営」を加速させるため、「関東事業本部」「近畿事業本部」の2本部体制を強力に推進する。
なお、「近畿エリア管掌」を新設し、「近畿事業本部」を管掌する。
事業本部では、各々の地域のお客のニーズにスピーディに対応するために、機能を集中・強化し、「商品・営業企画部」と「経営管理部」を新設した。
ショッピングセンターとしての館全体の魅力度を向上させるために「SC部」を新設した。
近畿エリアにおける食品スーパーマーケットの地域統合の一環として、3月1日に山陽マルナカより承継した14店を円滑に運営するために、「マルナカ事業部」を新設した。
併せて、「近畿エリア管掌」には、都市型小型店のプロト構築を担う「都市型小型店タスク」を新設した。
地域密着型経営を支える本社体制の強化と成長戦略を推進する機能として、「SCM戦略室」「イオンフードスタイル推進室」「デジタル戦略室」「経営企画室」を新設した。
これに伴い、「SCM戦略本部」「商品戦略本部」「デジタル推進プロジェクト」「経営企画部」を解消する。
「経営企画室」では、全社とグループ子会社の経営戦略構築と経営数値の管理を担うとともに組織運営と広報機能を担う。
「関東事業本部」と「近畿事業本部」をサポートする「管理本部」は、財務・経理、総務、人事、システム機能を担い、「開発本部」は、新規出店によるシェア拡大と不動産管理、建設機能を担う。
「良い品をどんどん安く」を実現するために、子会社と一体となるサプライチェーンの構築する。
「SCM戦略室」は物流機能に加え、子会社を含めたサプライチェーンを戦略的に構築する役割を担う。
素材から加工、配送、販売まで一貫した改革を推進するために、食品加工会社の「アルティフーズ」、パン製造販売の「ボンテ」、肉用牛・豚の肥育生産管理と販売の「鹿児島サンライズファーム」を管掌する。
新たな業態の確立とお客の利便性を最大限に高めるデジタル戦略の構築として、「イオンフードスタイル推進室」では、成長戦略を推進する業態として「イオンフードスタイル」の確立と最適な商品分類を構築し、事業本部と開発本部へ展開する。
「デジタル戦略室」では、「デジタル推進部」を新設し、さらなるデジタル強化によるお客の利便性向上と新規事業の拡大を担う。
CRMカード戦略とデジタルプロモーションの機能を担っていた「マーケティング部」を「商品戦略本部」から移管する。
お客からの支持を得る「店舗づくり」「顧客づくり」に全社一丸となって取り組む。
お客からの支持獲得を目的に「顧客満足向上」「従業員のCSレベルの向上」を担う機能として「CS推進部」を新設し、「総務・お客さまサービス部」が所管するお客さまサービス機能を移管する。
これに伴い「総務・お客さまサービス部」は「総務部」へ改称する。
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