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伊藤忠食品/「デリッシュキッチン」に25億円出資、資本業務提携

経営/2019年07月17日

伊藤忠食品と動画レシピサイト「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」エブリーは7月17日、資本業務提携すると発表した。エブリーが伊藤忠食品を引受先とした25億円の第三者割当増資を実施する。

今後、両社は、小売業の店頭販促や送客施策のデジタル化の推進と、メーカー商品の認知から販促強化まで支援するサービスを展開する。伊藤忠食品は、新たなサービスを展開することで従来の帳合い制度にとらわれない新たなビジネスモデルの構築を目指す。

<協業のイメージ>
協業のイメージ

同時に、小売・流通とメーカーを集客・販促面で支援するため、エブリーと伊藤忠食品は業務提携契約を締結した。

エブリーのデジタル領域の知見とコンテンツ力と、伊藤忠食品の中間流通業としてこれまで培ってきた小売業およびメーカーとの接点や売場提案力を掛け合わせ、次世代の技術を活かした販促提案を取引先へ向けて推進する。

伊藤忠食品が2017年から開始している食品スーパーを中心にデジタルサイネージを展開するE-POP事業については、デリッシュキッチンが展開する店頭デジタルサイネージを中心とした「リテールサポートプログラム」と連携を進める。

「リテールサポートプログラム」は、売場と連動したレシピ動画の放映だけでなく、デリッシュキッチンのユーザーへ小売業のチラシ情報の発信、レシピカードデータの提供、効果検証のフィードバックなど売場の活性化につながるオプションをそろえている。

両社は、この「リテールサポートプログラム」を用いて、小売業に向けた販売促進・送客施策のデジタル化の推進と、メーカーに向けた多面的な商品露出機会を提案する。

これらの取組みにとどまることなく、エブリーと伊藤忠食品は、デジタルテクノロジーを活用した小売業の収益拡大やメーカー商品の販促強化につながるサービスの充実を図るとともに、お客にオンラインとオフラインを融合した新しい買い物体験を提供するという。

食品流通業界では、少子高齢化による人手不足と労務コストの上昇や、消費の多様化・成熟化に対応するため、これまでの販売手法に加えて、デジタル化によるオペレーションコストの最適化をはじめ、さまざまなデータの利活用を通じた新たな販売戦略の推進が求められている。

また、5G/IoTの普及によって、動画メディアはスマートフォンだけでなく、デジタルサイネージへのスムーズな配信も可能になる。

動画広告はオンラインに加えオフラインでも展開ができるようになり、動画メディア市場が急拡大すると予想されている。

こうした中、お客のリアルな購買シーンにダイレクトに働きかけることができるメディアとして、店頭デジタルサイネージの活用方法に注目が集まっている。

動画メディアによる「認知」「興味・感心」の喚起に加え、店頭デジタルサイネージによる「比較・検討」「購買」といった販売促進を組み合わせることで、メーカーだけでなく小売業からもソリューション提供が期待されている。

エブリーは2015年から「誰でも簡単においしく作れる」レシピ動画メディア「デリッシュキッチン」の運営のほか、現在2万5000本超のレシピを1900万人以上のユーザーに提供している。

2018年からは、アプリやWebなどのオンラインサービスにとどまらず、リアルな売場を持つ小売業の集客と販促の強化、メーカー商品の訴求機会の創出を目的として、デリッシュキッチンのレシピ動画が放映できる店頭デジタルサイネージの導入を進めている。

オフライン領域である小売・流通市場のニーズ拡大に伴い、営業基盤の体制強化にも注力している。

■問い合わせ
エブリーOMO事業部
ch-delishkitchen-rs@every.tv

■伊藤忠食品
isc-irpr1886@itochu-shokuhin.co.jp

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