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新型ウイルス生活影響度/外出が多いのは「男女ともに60代」

2020年04月02日 15:50 / 経営

クロス・マーケティングは、新型コロナウイルスが消費者の行動や意識に与える影響を把握することを目的として、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2500人を対象に行った第2回「新型コロナウイルス生活影響度調査」結果を発表した。

第1回(3月12日~13日)に続き第2回は、外出自粛要請がさまざまな自治体から出された時期である、3月27日~29日に実施、人々の意識・行動について分析した。

2週間前と比較し、新型コロナウイルスによる「直近1週間の不安度」は8ポイント、「将来への不安」は10ポイント上昇。外出自粛要請の中でも、外への行動が多いのは「買い物」「家族との外食」「スポーツ」「友人や同僚などとの付き合い」となっている。中でも60代は、男女ともに約3割が、これらの行動は現在もできていると回答した。

<直近1週間、将来への不安>
直近1週間、将来への不安

「直近1週間の不安度」は、全体で2週間前より8ポイント上昇。10ポイント以上増えたのは「男性20代」「男性40〜50代」「女性50代」だった。

「将来への不安」では、全体で9ポイントの上昇した。「男性20代」「男性40〜50代」「女性20代」「女性50代」は10ポイント以上増加。「不安度」や「将来の不安」は、男性より、女性が、年齢が上の方で高い傾向にあるのは2週間前と変わらない。不安の低かった20代(特に男性)は、約10ポイント上昇と高まりが目だった。

生活必需品がなかなか購入できないことから、若い層での不安感が高まったと考えられる。

<実行できている行動>
実行できている行動

外出しての行動は、全体で「商業施設への買い物」32.2%、「家族との外食」25.1%、「スポーツをする」21.4%、 「友人や同僚などとの付き合い(飲み会や遊びなど)」20.9%が主なものとなった。

年代別にみると男女ともに不安感の高い60代が、他年代より行動しているという結果だった。年齢が若いほど実行している行動は少ない。

実施した行動について、エリア別の差はなかった。60代は「自分は高齢者」と思っている人が少なく、自粛要請のない平日の日中の行動が可能な点から、他層より行動が多いのではないかと推察される。

■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:第1回2020年3月12日(木)~3月13日(金)、第2回2020年3月27日(金)~3月29日(日)
有効回答数:調査2500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合あり
https://www.cross-m.co.jp/report/health/20200402corona/

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