新型コロナウイルス/パート求人「在宅勤務希望増」応募自体も増加
2020年04月14日 16:30 / 経営
ビースタイルは4月14日、「新型コロナウイルス、パート求人への影響調査」結果を発表した。
応募動向(求職側)では、3月25日の自粛要請時の前後の変化、4月8日の緊急事態宣言前後の変化を調査。応募数自体にあまり影響は出ておらず、緊急事態宣言後も例年と遜色なく応募数は推移している。4月8日の昨年対比を見ても応募数自体は増加した。
ただし、求職者が仕事検索をする際に「在宅」のキーワードで探すケースが増加している。
求人動向(企業側)を見ると、2020年3月10日と4月9日で、全国求人数(企業数)を比較すると、求人数は例年通り推移しているが、「居酒屋・バー」約90%減と大きく落ち込むなど業種によって新型コロナウイルスの影響を受けているものがあった。
応募者側の変化(3月12日~25日、3月26日~4月8日の日程で集計)を詳しく見ると、昨年対比で見たときに応募数自体は減少していないが、サイト内で仕事検索される回数が減少した。
外出自粛要請前後でサイト内の検索ニーズが約10%減、その中でも唯一、増加した検索条件は「在宅」、「在宅OK」の条件検索で、約15%増加した。外出せず働きたいニーズは高まっていると思われる。
また、通常時と比較するため、4月2週目(4月8日の週)と2019年の同時期で応募数を比較したが、4月8日の昨年対比を見ても応募数自体は増加した。
求人動向(企業側)を詳しく分析すると、「フード・飲食求人」「オフィスワーク系求人」の企業数が1か月前の80%前後減少した。
特に、フード・飲食系では「居酒屋・バー」約90%減と大きく落ち込んだ。次いで、「ホールスタッフ」42%減、「キッチンスタッフ」14%減となっている。
オフィスワーク系は、「一般事務・データ入力系」27%減、「経理・人事系」21%減だった。
「コンビニ・スーパー・日用品求人」は例外的に求人が18%増と増加した。
生活必需品のニーズは外出自粛中でも高く人手不足傾向にある。全体的に見て、「衛生環境の整った職場」・「濃厚接触しない」職場は、掲載数が減らないと分析している。
■ビースタイル
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