伊藤園/「抗菌対策自動販売機」茶殻抗菌シールを貼付
2020年06月09日 11:50 / 経営
伊藤園は6月9日、ワンウィルとサンロック工業と共同開発した製品「茶殻配合シート」を活用した「茶殻抗菌シール」を、自動販売機での購入時に手が触れる部分に貼付した、抗菌対策自動販売機を6月より順次展開すると発表した。
茶殻抗菌シールは、独自の技術「茶殻リサイクルシステム」により開発された。大腸菌、MRSA、サルモネラ菌、白癬菌を用いて抗菌力評価試験を行ったところ、抗菌効果が認められた。カテキンなど緑茶成分由来の抗菌効果があるという。
自動販売機は、主に即飲み需要の消費者に利用されているが、消費者からは、不特定多数が利用するため「衛生面」への不安の声も聞かれている。
今回、自動販売機の購入ボタンや取り出し口に、抗菌効果のある茶殻抗菌シールを貼付することにより、消費者の「安心」「安全」の思いに寄り添い、より衛生的で身近な自動販売機として展開する。
茶殻抗菌シールを貼付した抗菌対策自動販売機は、6月より、衛生面への配慮が求められる病院や介護施設などから先行し、全国3万台導入を目指す。
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