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ペッパーフード/「ペッパーランチ」事業をファンドに85億円で売却

2020年07月03日 16:50 / 経営

ペッパーフードサービスは7月3日、J-STARが投資関連サービスを提供するファンドが出資する持株会社であるPLHDに、「ペッパーランチ」を運営するJPの全株式1000株を譲渡すると発表した。

株式譲渡の実行は、2020年8月31日を予定。譲渡価額は85億円だが、株式譲渡後にJPが一定の売上高目標を達成することを条件として、最大で合計102億円まで増額される可能性があるという。

2020年12月期の単体決算において、ペッパーフードサービスは、関係会社株式売却益として少なくとも約70億円の特別利益を計上する見込み。

2019年12月期のペッパーフードサービスの売上高675億1300万円、営業損失7100万円、経常損失3400万円、純損失27億700万円。ペッパーランチ事業の売上高は87億8800万円、セグメント利益は12億2500万円、店舗数は525店だった。

外食事業の収益改善及び本社費用の削減を行い、ペッパーフードサービスの財務状況の安定化を図る施策の一環として、6月1日付けで新設分割により設立したJPに対し、「ペッパーランチ」事業に関する権利義務を承継していた。

より一層の経営資源の集中及び財務体質の改善を図り、経営再建を促進するため、今回株式譲渡を実施することを決定した。

株式譲渡を通じて得られる経営資源を、機動的かつ効果的に、「いきなり!ステーキ事業」を中心とする同社の外食事業及びリストラクチャリングの実施に要する費用に集中投入することにより、経営基盤、財務体質を建て直し、その安定強化を図るとしている。

■JP概要
所在地:東京都墨田区太平4-1-3
代表取締役:一瀬 邦夫
事業内容:飲食店の経営等
資本金:1000万円

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