バロー/北陸の2店舗にBCP機能付き太陽光発電システム導入
2021年03月22日 10:10 / 経営
バローホールディングスは3月22日、オリックス、北陸電力とともに北陸の2店舗にBCP機能付き太陽光発電システムの第3者所有モデル(以下:PPAモデル)を導入したと発表した。
PPAモデルとは、第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデル。今回、「スーパーマーケットバロー武生店」(福井県越前市)と「スーパーマーケットバロー ゆいの里店」(石川県金沢市)にPPAモデルを導入した。
オリックスは、各店舗に太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムを設置・運営し、太陽光によって発電された電力を各店舗に供給。北陸電力は、同サービスのアレンジャーを担うとともに、太陽光発電のみでは賄えない消費量の電力を店舗に供給する仕組みとなっている。
バローホールディングスは、再生可能エネルギーの利用により、PPAモデルの設置前と比較してCO2排出量の15%から20%程度を抑制できる。また、落雷や災害などの非常時に停電が発生した際でも、蓄電システム容量159kWhから自動的に供給される電力で店舗運営を継続し、食料品や生活用品を販売することが可能だという。
3社は今後、導入店舗の電力使用データ、機器稼働データを活用し、バローホールディングスの店舗間での電力融通、地域における電力の需給調整など、大型蓄電システムを活用した新たな取り組みも検討していく。
なお、オリックスは、PPAモデルの導入実績では、2020年8月に、バローが運営する「 スーパーマーケットバロー下恵土店」(岐阜県可児市)と「スーパーマーケットバロー三園平店」(静岡県富士宮市)の2店舗で実施している。
■スーパーマーケットバロー武生店
所在地:福井県越前市日野美2-18-1
パネル設備容量:295.65kW
パネル枚数:810枚
蓄電池容量:159kWh
■スーパーマーケットバローゆいの里店
所在地:石川県金沢市三池新町18
パネル設備容量:236.52kW
パネル枚数:648枚
蓄電池容量:159kWh
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