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イオン/千葉市に5万品目扱う次世代ネットスーパー向け物流施設

2021年04月23日 16:10 / 経営

イオンは4月23日、次世代ネットスーパーの実現に向けて、千葉市緑区に初のCFC(顧客フルフィルメントセンター)「誉田CFC」の建設を開始したと発表した。

<誉田CFC>
誉田CFC

誉田CFCは、イオンネクストが2023年開業に向け準備している、次世代型ネットスーパーの中心的な施設で、最新のAIとロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫。

イギリスOcado Solutionsと提携し、開発するCFCは、精緻な宅配システムと合わせ、幅広い品ぞろえの新鮮な食料品や日用品を、タイムリーに顧客に届けるサービスを可能にするという。

徹底した温度管理コールドチェーンを採用するCFCでは、24時間稼働のピッキングロボットにより、最大5万品目いう膨大な商品群を、約6分で50商品のピッキングができる。

また、国内有数の農水畜産県の千葉県の立地を活用し、近郊の農水畜産物を取り扱う。

鮮度基準を設け、新鮮な野菜や果物などの生鮮品を提供する予定だ。

<屋根に太陽光発電システムを設置>
屋根に太陽光発電システムを設置

さらに、屋根に、最大で3メガワットを超える発電能力を持つ太陽光発電システムを設置。PPAモデルにより設置した太陽光発電システムで発電した電力を、運営に利用するとともに、大型蓄電池を設置することで再生可能エネルギーを最大限活用する。汎用的な蓄電池の技術開発を行うため、AIを活用したエネルギーサポートサービスを併用する実証実験を行う。

■誉田CFC
住所:千葉県千葉市緑区誉田町 ネクストコア千葉誉田区画内
敷地面積:7万2634.04m2
建築面積:3万3612.71m2
延べ面積:5万1584.20m2
構造:地上3階建
従業員数:約700人
取扱品目:約5万品目(稼働時は約3万品目で順次拡大予定)
取扱品種:加工食品、酒、日配品(牛乳や豆腐等)、冷凍食品、野菜、果物、魚、肉、OTC医薬品、
化粧品、日用雑貨、ホームウエア、ベビー・子ども用品、文具、ホビーなどの生活必需品、日用品
ピッキングロボット数:1000台以上
配送エリア:千葉県、東京都(一部エリア)

■太陽光発電を活用する設備概要
太陽光発電設備容量:最大出力3360kW(一般家庭の約1200軒分相当)
※第1期導入後、段階的に増設。現時点の最大計画値。
蓄電池設備容量:300kWh

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