日本調剤/「横須賀中央薬局」でロッカー使った非接触・24時間の処方薬受け渡し実験
2021年09月01日 13:20 / 経営
日本調剤は9月1日、宅配ロッカーなどを手がけるフルタイムシステム(東京・千代田区)と、日本調剤の横須賀中央薬局(神奈川県横須賀市)で、フルタイム型のロッカーを利用して非接触で24時間の処方薬を受け渡す実証実験を開始した。
<日本調剤 横須賀中央薬局>
実験では、患者が薬局の営業時間外を含めた24時間いつでも処方薬を安全に受け取れるように薬局の入り口付近に新規で設置した小部屋に「スマートピックアップロッカー」と呼ぶフルタイム型ロッカーを設置。非接触で処方薬を受け渡すニーズ、待ち時間短縮による感染症対策、作業の効率化、患者と店舗スタッフの安全性向上といった項目を検証する。
<実験で使用する「スマートピックアップロッカー」>
実験で使用する「スマートピックアップロッカー」はタッチパネルを使って容易に操作ができ、QRコードをかざせば荷物の受け取りができるフルタイム型のロッカー。
電気錠の制御や利用履歴データは、コンピュータで管理しており、患者が処方薬の受け取った確認を薬局が管理することができる。タッチパネルとロッカー内部の床面は、抗菌シートで保護する感染症の拡大防止対策も施した。
実験は日本調剤がフルタイムシステムと行う合同プロジェクト。両社はこれまで、日本調剤の星川薬局(神奈川県横浜市)、根津薬局(東京都文京区)で行っており、今回が第3弾となる。
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