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凸版印刷/非接触でサンプリングを可能にする「デジタルロッカー」

2021年06月09日 13:00 / IT・システム

凸版印刷とCCCマーケティングは6月9日、サンプリングを非接触で可能にするサービス「GX(Good Experience)ロッカー」を開発したと発表した。

<サンプリングを非接触で可能にするGXロッカー>
サンプリングを非接触で可能にするGXロッカー

同サービスは、スマートフォンを利用し開けることができる非接触型デジタルロッカーを利用することで、消費者が人と接触することなく、「試食・試飲」「サンプリング」を実施できる。実証実験を6月7日より、TSUTAYA赤坂店(東京都港区)にて開始した。

ユーボ UBO inc.共同開発したスマートフォンで認証可能な非接触型デジタルロッカーを採用。顧客がインターネットで事前に取得したQRコード、シリアルコードを入力し自らロッカーを開けることで、サンプリング商品、ノベルティの配布を非接触で可能とし、ニューノーマルに対応した新たなブランド体験の提供するもの。

コロナ禍においても、実際の商品を使ったマーケティング活動が行えるだけでなく、会員数7000万人を超えるTカードの「ユニークデータ」と連携することで、従来は難しかったデータを基にしたターゲットの抽出から集客、効果測定までを一貫して行うことができるという。

また、データを基にしたターゲットセグメンテーションから、ブランド接触後の購買行動やブランド定着率といった購買カスタマージャーニーを構築することで、より効果的なブランド体験の設計が可能となる。

凸版印刷の店頭POP、オンラインにおける販促支援サービスなどで培ったノウハウとEmotion Techの顧客ロイヤルティ調査・分析の知見を組み合わせたCX向上支援サービス「GXスコアリング)」と連携し、商品・サービスの情緒的価値の評価・分析する効果検証も提供する。

さらに、オンラインで事前の申し込みをし、リアルな場に取りに行くという消費者の流れを作り出す同サービスは、広告などとは違い、オンラインで情報を得た顧客に対し、ノベルティといった付加価値を付与することで、ポップアップストアや体験型イベントといったオフラインへの送客をより効果的に行うことを目指す。

■実証実験の概要
実施店舗:TSUTAYA赤坂店
実施期間:2021年6月7日(月)~2021年7月6日(火)
検証事項:QRコードダウンロード率、店舗引換率、事後購入率×性・年代・エリア・事前購入有無・各種嗜好軸など
配布数量:1000個(30日×約33個)程度想定
対象者:近隣Tカード提携店舗利用者、都内居住または勤務者

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