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イオン/フジとマックスバリュ西日本経営統合で共同持株会社設立

2021年12月06日 16:30 / 経営

イオン、フジ、マックスバリュ(MV)西日本は12月6日、フジとMV西日本が株式交換契約締結し、フジが会社分割による共同持株会社フジを設立すると発表した。

これまで、2024年3月のフジとMV西日本の合併による統合新会社の設立に先駆け、フジとMV西日本がイオンの連結子会社となる共同持株会社を設立し経営統合することについて基本合意し、協議・検討を進めていた。

<経営統合の概要>
経営統合の概要

経営統合を円滑に実行し、企業価値最大化を図るため、統合手法の検討や具体的な統合効果についての議論をすすめ、12月6日に開催したそれぞれの取締役会の決議に基づき、「フジを株式交換完全親会社、MV西日本を株式交換完全子会社とする株式交換を行うこと」「フジを分割会社とし、2021年11月15日に設立したフジの全額出資子会社であるフジ分割準備会社を承継会社とする会社分割により、フジを持株会社化するために必要な機能を除くすべての事業を分割準備会社に承継し、フジは共同持株会社となることを決議し、経営統合契約、株式交換契約、吸収分割契約を締結した。

株式交換は、2022年1月26日開催予定のフジの臨時株主総会において、株式交換契約、吸収分割契約が承認されること、2022年1月31日開催予定のMV西日本の臨時株主総会において株式交換契約が承認されること、株式交換について私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律に基づく待機期間が満了していること、そのほか株式交換契約に定める条件が満たされることを条件として、2022年3月1日を効力発生日として、実施する予定だ。

また、効力発生日に先立ち、MV西日本の普通株式は、東京証券取引所市場第二部において、2022年2月25日で上場廃止(最終売買日は2022年2月24日)となる予定だ。吸収分割は、株式交換の効力が発生していることを条件として、効力発生日に実施する計画だ。分割準備会社は、2022年3月1日付で吸収分割の効力が発生することを条件として、商号を「フジ・リテイリング」に変更する予定だ。

2021年2月期の連結経営成績を見ると、フジの営業収益は3000億3100万円、営業利益59億8000万円、経常利益80億1200万円、当期利益41億7900万円。MV西日本の営業収益は5632億1800万円、営業利益85億7500万円、経常利益88億8300万円、当期利益39億5000万円だった。

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