伊藤忠商事/「L.L.Bean」ブランドのマスターライセンス権・卸売販売権取得
2022年12月12日 13:50 / 経営
- 関連キーワード
- 伊藤忠商事
伊藤忠商事は12月12日、L.L.Bean International(以下、LLBI)から「L.L.Bean(エルエルビーン)」ブランドの日本市場におけるマスターライセンス権及びインポート商品の卸売販売権を取得したと発表した。2023年1月から、美濃屋とサンリバーを通じて展開を開始する。
「L.L.Beanはアウトドアをこよなく愛するレオン・レオンウッド・ビーンが1912年にアメリカのメイン州で創業したアウトドアブランド。原点である『ビーン・ブーツ』は、その快適さと丈夫さによって全米のアウトドア・ファンを虜にし、誕生以来100年を超えた今も、世界中で愛され続けている。その後も、革新的なデザインと品質を誇るトートバッグやフィールド・コート、フリースなど次々とロングセラーを生み出している」(同社)。LLBIは、カタログやECを事業の柱としつつ、グローバルで90店舗の小売店舗も展開・運営しており、2021年度の売上は小売上代ベース約2500億円となっている。
「L.L.Bean」の日本展開については、LLBI日本支社がカタログ・EC事業や直営店舗を継続して運営する。一方、伊藤忠商事は、今回の新たなパートナーシップの下、アパレルのライセンス品(Japan Edition)の商品開発を実施。卸販売は美濃屋、インポート商品の卸販売はサンリバーを起用し、ファッション感度の高い層やアウトドア愛好家をターゲットに、セレクトショップやアウトドア専門店、スポーツ量販店などを販路として展開する。また今後は、アパレルに加え、新たなライセンスカテゴリーの開発も手掛ける計画だ。
LLBI日本支社が展開する既存ビジネスに加え、伊藤忠商事は、自社のブランドビジネスに対する豊富な経験と知見、美濃屋の商品開発・販売に関する強力なノウハウとサンリバーが持つ日本国内の幅広い卸ネットワークを活用し、5年後に小売上代ベース50億円の新たなビジネス創出を目指す。
■伊藤忠商事の関連記事
伊藤忠商事/Reebokの日本における販売権・ライセンス権取得
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。