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ローソン/福島県の配送センターに「燃料電池小型トラック」初導入

2023年05月02日 14:40 / 経営

ローソンは5月10日、福島県本宮市、東京都大田区の配送センターに、地球温暖化抑制やエネルギー多様化等に対応した持続可能な社会の実現に向け、トヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発した、水素を燃料とした燃料電池小型トラック(FC小型トラック)を、それぞれ1台ずつ導入する。

<燃料電池小型トラック>
燃料電池小型トラック

福島県の配送センターにFC小型トラックを導入するのは、今回が初めて。ローソンは、今後、FC小型トラックによる店舗への商品配送エリアを順次、拡大する。

福島県本宮市では5月14日から郡山市・須賀川市・白河市のローソン約12店舗へ、東京都大田区では5月16日から江東区・中央区のローソン約10店舗へ、それぞれ、おにぎり、デザート等のデイリー商品を配送する。

福島県、東京都に導入する「FC小型トラック」は、いすゞ社の小型トラック「エルフ」に、トヨタ社の燃料電池(FC)などを導入した。全長6.92m、全幅2.21m、全高3.12mで、乗車定員3人、最大積載量2850kg、航続距離 約260km、最高速度時速80kmで、水素貯蔵量約10kg。

ローソンは、自動車メーカー、物流事業者などのパートナーとともに、福島県、東京都での燃料電池トラックの社会実装を推進している。今回、社会実装に向けた取り組みは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」のもと実施されており、ローソンは、この助成事業のもとFC小型トラックの導入を進めている。

2021年からAIによる配送ルートの最適化を開始し、現在は東北、関東、中部、近畿、中四国に対象エリアを拡大している。また、2022年からは全国に約100ヵ所ある配送拠点の再編を進めており、配送効率を高める取り組みを推進している。今後も、さらなるCO2排出量削減に取り組むという。

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