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モスバーガー/バイオマスプラスチックに使用する非食用米を生産

2023年06月20日 11:20 / 経営

モスバーガーを展開するモスフードサービスは6月20日、バイオマスプラスチック「ライスレジン」を25%配合したカトラリーで使用する非食用米の生産を、自社が出資する農地所有適格法人モスファーム熊本(熊本県八代市)で本格的に開始すると発表した。

同社は、昨年8月から、世界的に問題となっているCO2削減への取り組みとして、国産非食用米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」を25%配合したカトラリーとして、テイクアウト用のスプーン、フォークを導入している。

<テイクアウト用のスプーン、フォーク>

モスファーム熊本は、株式会社「うえなか」ならびに個人の生産者などと共同出資で設立した農地所有適格法人。2013年の設立以降、モスバーガー店舗で使用するトマト、レタスを生産してきた。

今季からは、モスフードサービスで使用を開始した「ライスレジン」配合カトラリー向けの非食用米の供給を本格的に開始する。モスファーム熊本で生産する非食用米を、バイオマスレジン熊本(熊本県水俣市)で製造する「ライスレジン」の原料にし、これをモスフードサービス向けカトラリーで使用する。

非食用米の作付けをすることで遊休農地の有効活用を図るとともに、モスファーム熊本の収益改善にも寄与する。2023年から本格的に非食用米の生産を増やす計画で、今季の生産量は40t程度となる見込み。これは、全国のモスバーガーで1年間に使用するカトラリー全量分の原料が賄える収量となるという。

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