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ドン・キホーテ/弁当・総菜ブランド「偏愛めし」新登場

2023年10月27日 14:05 / 経営

ドン・キホーテは11月1日、「みんなの75点より、誰かの120点」をコンセプトにした弁当・総菜ブランド「偏愛めし」を全国の系列店舗で順次、発売開始する。

<みんなの75点より誰かの120点>

ドン・キホーテによると、これまで同社の弁当・総菜は世間からの認知度が低く、購入した顧客からは「安いけど普通」「どこかで見た商品」といった評価を受けており、改善の必要があった。そこで、大手スーパーを中心に弁当や総菜の製造・販売を行うカネ美食品と3月に業務提携を結び、ドンキの弁当・総菜に対する従来のイメージを覆す商品開発体制を整えたという。

顧客の食に対するこだわりが多様化している一方で、従来のドンキは「万人受けばかりを考えた、みんなにとって75点の商品で失敗を繰り返してきた」というギャップに着目。これを反省し、「お客さまにワクワク・ドキドキを感じていただけるよう、ドンキならではの弁当・総菜を提供したい」という想いのもと、コンセプトとして「みんなの75点より、誰かの120点」を掲げた。

こうして誕生した新ブランド「偏愛めし」の開発担当者には、食への強い「偏愛」を持つメンバーをそろえ、開発担当者自身が「好きな人は絶対に好き!」と確信を持てるメニューを提供していく。

<「酒しか勝たん」テーマの枝豆>

今回登場するアイテムには、酒に合うことを追求した「酒しか勝たん」、愛すべき脇役にスポットライトを当てた「脇役を主役に」、白飯を覆い尽くすほどの具材愛にあふれた「白飯許さない」の3テーマを設定し、おつまみや丼、おにぎりを中心に全10商品をラインアップしている。

例えば、「酒しか勝たん」テーマからは、「吸ってよし食ってよし だし漬け枝豆」(税別298円)が登場。枝豆を塩ゆででなくダシ漬けしたもので、かつおダシの中に、いわし・きびなごのダシ粉末を入れ、皮をしゃぶるだけでもビールが進むおつまみに仕上げた。

「脇役を主役に」からは、にんにくや生姜、ごま油の香りが口の中で広がる「焼肉のタレをドバドバ染み込ませた焼肉タレおにぎり(肉入り)」(148円)を用意。「白飯許さない」からは、容器に入る限界ギリギリまであんをかけた「あんだく溺れ天津飯」(398円)などを取りそろえる。

また、開発担当者の主観に留まらず、顧客の意見に寄り添い120点の鮮度を維持するための「偏愛めし会」という取り組みも今後実施予定。「偏愛めし会」では、顧客が商品を試食して、商品の尖りが失われていないかを確認し、生の声を集めて商品開発・改善に活用していく。

■「偏愛めし」特設サイト
https://www.donki.com/henaimeshi/

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