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三井物産、セブン&アイなど/岡山に大規模リサイクルPET樹脂生産拠点を建設

2024年03月18日 11:30 / 経営

ヴェオリア・ジャパン、三井物産、セブン&アイ・ホールディングスの三社合弁事業として2020年4月に設立されたサーキュラーペットは3月14日、使用済みPETボトルを原料に、PETボトルの原料へ再資源化するサーキュラー型のビジネスモデルを実現することを目的として、津山工場を建設し、同日竣工式を行った。

<竣工式>

キャップやラベルがついたまま、もしくは飲み残しのあるようなPETボトルは、リサイクルが難しいとされてきた。サーキュラーペットは、このような低グレードの素材でも、リサイクルPETを生産することができるのが特徴。生産能力は年間2万5000トンで、本格稼働は今春中を予定している。

<津山工場>

地元津山市との連携のほか、JR西日本やJR九州など、環境課題を共有するサプライヤーとのパートナーシップを多数構築。自治体や民間事業者によって回収し選別された使用済みPETボトルを原料として購入し、選別、破砕、洗浄、溶融、固相重合処理を行い、PETボトル等製造の原料に利用可能なリサイクルPET樹脂を製造・販売する事業をする。

事業を通じて日本国内での「ボトルtoボトル」リサイクルに貢献し、地域と連携しながら環境負荷の低減、脱炭素化を推進する。

■サーキュラーペット津山工場
所在地:岡山県津山市くめ字団地50-77
施設面積:4万9971.45m2
製造能力:年間約2万5000トン(リサイクルPET樹脂)
事業概要:リサイクルPET樹脂の生産および販売
(使用済みPETボトル素材を、PETボトル等の原料へ再資源化)

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