良品計画/岐阜県可児市と特産品販売の地域商社を設立

2024年06月19日 18:13 / 経営

良品計画は5月31日、岐阜県可児市と共同で、特産品や地域ブランドの開発・販売、販路拡大などを目的とした地域商社「一般社団法人カニミライブ」を設立した。

良品計画としては初の試みで、岐阜県可児市との間で締結した「地域活性化等に関する包括連携協定」に基づく施策。

カニミライブは、地域経済の振興だけでなく、広く地域の魅力を発信し多くの人にその魅力を発見してもらう取り組みも展開する。また、さまざまな活動を通じた関係人口の創出や定住促進なども進めるとともに、一般社団法人として公平・公益・公共性を重視し、特産品販売などによる収益を地域に還元し、さらなる活性化へつなげる。

具体的には、「可児そだち」認定の農産物などの地域資源の商材化・販路の拡大など、地域資源を活用した産業振興に関する事業や食育・伝統文化ワークショップ開催、コミュニティイベント企画開催など、子育てや次世代育成支援、教育に関する事業を展開。また、防災イベント企画開催など、地域住民の暮らしの安全・安心に関する事業も実施する。そのほか、移住促進や環境保全活動に関する事業を予定している。

<カニミライブ>

現在、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、地域の人々と課題や価値観を共有し、地域課題の解決に取り組むとともに地域を活性化するさまざまな活動を進めている。そのような考えのもと、2021年9月に岐阜事業部を設置し、県内の各店舗やキャンプ場を拠点に、地域活性化の活動を進めてきた。

また、可児市においては、2023年6月に「地域活性化等に関する包括連携協定」を締結し、2023年11月には「無印良品 ヨシヅヤ可児」の店舗内に可児市立図書館の分館である「カニミライブ図書館」が設置され、図書館を拠点に地域活性化や子育て支援、健康維持に取り組んでいる。

これまでもさまざまな取り組みを行ってきたが、無印良品の店舗や良品計画としての枠組みを超えて、地域の仕事を創出し、地域の事業を活性化することで可児市の課題解決を進め、市民が主体となった事業の発展と経済的な自立を支援する組織として、「一般社団法人 カニミライブ」を設立したという。

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