IKEA前橋/環境負荷が低い店舗として「LEED GOLD認証」取得

2024年07月04日 15:27 / 経営

イケア・ジャパンは7月2日、群馬県前橋市の「IKEA前橋」が、国際的なグリーンビルディング認証制度である「LEED GOLD認証」を取得したと発表した。

LEED(Leadership in Energy&Environment Design)とは、非営利団体 米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運営する建築や都市の環境の環境性能評価制度。

<IKEA前橋>

IKEA前橋は、6つの認証システムのうち建物新築時と大規模改修時に環境性能を評価するグリーンビルディングの認証システム「LEED BD+C(Building & Design)v4」において「LEED GOLD認証」を5月1日に取得した。評価項目は建物のみならず、建物周辺の店、施設、サービスや公共交通機関の充実度等も含まれる。

イケアは、地球の気温上昇を産業革命前と比べ1.5%以内に抑えるというパリ協定に賛同し、ビジネスを成長させながら、イケアのすべてのバリューチェーンからの温室効果ガスの絶対排出量を2030年までに2016年と比較して50%削減し、遅くとも2050年までにネットゼロを達成することを目標としている。

2024年1月18日にオープンした国内13店舗目となるIKEA前橋は、店舗運営を通して環境と社会にポジティブな影響を与えることを目指し、これまでのイケア・ジャパンのさまざまなサステナブルな取り組みを集約した日本国内で環境負荷が最も低いイケアストアとして開業し、グローバルでは取得経験もあるLEED認証を取得した。

今回の取得にあたり、特に節水器具と外気風量モニタリングの採用がIKEA前橋の特徴としてあげられる。節水器具として、店舗運営において水を最も使用するお客向けトイレに最新の節水型トイレ(大4.8L/回、小3.8L/回、雨水を利用)と無水小便器を導入した。

植栽でも雨水を利用、レストランで食事を提供するためのキッチンエリアにも節水型水栓・食洗器・調理機器を導入することで店舗運営における水の使用を最小限に抑えた。外気風量モニタリングとして、室内換気量の確保と省エネルギーのために空調機の外気量を計測し、基準値を外れた場合にアラートが上がるシステムを導入した。

IKEA前橋

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