ジーフット/イオンから65億円調達、MD・組織改革やECに投資

2024年12月17日 13:53 / 経営

ジーフットは12月13日、イオンとの間で、引受契約書を締結し、第三者割り当ての方法により、総額65億円のB種種類株式を発行すると発表した。

ジーフット

払込期日は2025年2月21日。

第三者割り当てによって得た資金は、50億円をイオンからの借入金弁済に、13億3500万円を構造改革のための運転資金にあてる。

同社は、2025年2月期は成長戦略へかじを切るための重点施策として、MD・組織・コストの構造改革、EC事業強化を推進している。

MD構造改革は、これまでの業態(店舗屋号)起点だった品ぞろえを、地域の顧客情報やトレンドに基づいたスポーツ&キッズシューズ中心に変える。また、投入アイテム数の絞り込み、1アイテム当たりの発注数量を増加させることを通じた正価販売率の改善を図っている。

組織・コスト構造改革は、店舗人員再配置による勤務シフトの見直しや業務デジタル化による定型業務の効率化、店舗賃料減額により継続的なコスト削減と売り上げに応じたコスト最適化を目指す。

2025年2月期第2四半期の連結決算は売上高322億7300万円(前年同期比4.1%減)、営業利益1億1800万円(前年同期は営業赤字4億9000万円)、経常損失4400万円(前年同期は経常赤字6億1500万円)、最終損失1億5900万円(前年同期は8億円の赤字)だった。

債務超過が続いていたが、今回の資金調達で上場を維持する見通し。

ジーフット/11月の既存店売上高4.3%増、シーズン商品が好調

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