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三越銀座店/空港型市中免税店を導入、目標年商150億円

三越銀座店は1月27日、8階に空港型市中免税店「Japan Duty Free GINZA」をオープンする。26日、報道関係者向けに内覧会を行った。

<Japan Duty Free GINZA>
Japan Duty Free GINZA

店舗面積は約3300m2、売場面積3000m2、バックヤード約300m2に、コスメ&香水18ブランド、ラグジュアリーブティック9ブランド、酒・たばこ、日本の伝統工芸品など、合計約130ブランドを展開する。初年度売上目標は150億円。

日本空港ビルデング、三越伊勢丹ホールディングス、NAAリテイリングの3社の合弁会社Japan Duty Free Fa-So-La三越伊勢丹が店舗を運営する。

<フロアレイアウト>
フロアレイアウト

空港型市中免税店は、関税法上の「保税蔵置場」の許可を受けている「保税地域」に出店する店舗で、酒税、たばこ税、関税が免除となる。街中の免税店は消費税のみが免税となっており、免税範囲が広い分、商品価格も安くなっている。

Japan Duty Free GINZAは、成田空港が羽田空港から海外へ出国する人だけが利用できる施設で、訪日外国人観光客のほか、パスポートと出国する旅券があれば日本人でも利用できる。

訪日外国人観光客を意識し、1日2000人程度の来場を見込む。来店客の構成比では訪日外国人観光客が80%、日本人が20%程度と予測する。

<レセプションコーナー>
レセプションコーナー

<ショッピングホルダー>
ショッピングホルダー

三越銀座店の8階にあるため、通常のお客も店内に入ることはできる。買い物をするためには、レセプションコーナーで、パスポートと成田空港か羽田空港から海外へ出発する旅券を提示し、ショッピングホルダー(買物券)を発行してもらう。

<酒・タバココーナー>
酒・タバココーナー

<ティファニー>
ティファニー

ラグジュアリーブランド、化粧品、酒・たばこ、時計を販売。時計は3月9日に、タイムヴァレーと名付けて、オープンする予定だ。

保税地域の扱いのため、商品は店頭で持ち帰ることはできず、購入商品は成田空港か羽田空港での出国手続き後に「市中免税店引き渡しカウンター」で受け取る。

<フロアコンセプト>
フロアコンセプト

店内は、日本の良さを表す自然を意識して編集した。銀座の街を「海」にみたて、化粧品コーナーは「森」をイメージ、三越銀座店の新館と本館をつなぐ段差を「丘」、その先のプロモーションスペースを「市」、ラグジュアリーブランドショップを「集落」として構成した。

<森をイメージした化粧品コーナー>
森をイメージした化粧品コーナー

プロモーションスペースには、インタラクティブゾーンを設置。最新のデジタルメディアを活用した情報発信ゾーンで、商品情報のほか、日本各地の自然や文化を伝える特集コンテンツを紹介する。

<インタラクティブゾーン>
インタラクティブゾーン

インタラクティブゾーンには、搭乗券(ボーディングパス)を模したカードを設置。周辺にある円形の白いテーブルにパスを置くと、さまざまな情報がテーブルに投影される仕組みで、楽しさを演出する。

<デジタルメディアでさまざまな情報を表示>
デジタルメディアでさまざまな情報を表示

ラグジュアリーゾーンでは、ブシュロンが世界初のDuty Free Shop内のブティックを展開。ヴァレンティノ、サンローランが日本で初めて、Duty Free Shop内に出店する。

<ブシュロン>
ブシュロン

<ヴァレンティノ>
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<サンローラン>
サンローラン

当初、空港型市中免税店は、2015年中の開業予定だったが、ラグジュアリーゾーンでの新業態や新デザインの店舗の調整もあり、開業が2016年にずれ込んだという。

<新デザインを採用したグッチ>
新デザインを採用したグッチ

店舗中央には、日本のモノづくりの良さを訴求する「The 800 hands Japanese Beauty」を展開。伝統工芸品から、工業製品まで、日本が世界に打ち出せる商品を展示する。

<The 800 hands Japanese Beauty>
The 800 hands Japanese Beauty

The 800 hands Japanese Beautyは、パリで日本のモノづくりのすばらしさを伝える丸若屋が担当。丸若屋の代表の丸若裕俊氏は「日本の素晴らしさは、何気ない日常で使っている日常品が非常に洗練されていることにある。華美な工芸品ではなく、日常使いできる職人のこだわりが伝わる商品、日本人のモノづくりの精神性が伝わる工業製品などを集めた」と語る。

<展示の一例>
展示の一例

丸若屋が商品を選定することで、三越銀座店にはない品ぞろえを行い、空港型市中免税店として、品そろえの特徴を出した。

<展示の一例>
展示の一例

化粧品や酒・タバコでは、免税店専用の商品をメーカーが発売しており、百貨店にはない商品が多いという。

<酒のディスプレイ>
酒のディスプレイ

三越銀座店から空港型市中免税店へ10人が出向し、商品構成などを監修。化粧品など、同じ商品がある場合は、どの程度の価格差があるのかなど、三越銀座店と情報を共有し、両店で連携する体制を整えた。

<ラウンジスペース>
ラウンジスペース

ラウンジスペース

店内には、上得意客向けのラウンジスペースを設置。ラウンジ内にも、空港型市中免税店で販売する商品を展示した。

<ラウンジ内の商品ディスプレイ>
ラウンジ内の商品ディスプレイ

訪日外国人観光客を対象とした施設のため、160人の販売スタッフのうち、約70%はバイリンガルを採用。中国語、英語、韓国語など、複数の言語に対応する。

<案内表示は4か国語で対応>
案内表示は4か国語で対応

店内の案内表示版には、日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、英語の4か国語を表示。通訳が不足の場合は、翻訳機も導入し、接客対応にあたる。

<レセプションエリアには、飛行機の時刻表を表示>
レセプションエリアには、飛行機の時刻表を表示

<自動外貨両替機を設置>
自動外貨両替機を設置

店舗概要
所在地:三越銀座店8階
売場面積:約3300m2
出店形態:デューティーフリーショップ(保税売店)
営業時間:10時30分~20時

■Japan Duty Free Fa-So-La三越伊勢丹
http://jdf-fsl-im.jp/

<店内>
店内

店内

店内

店内

店内

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