島村氏は「無目的にいろいろな人が来てくれるのが、商業施設の役割の一つだ。どこかの商業施設と競争するのではなく、お客さまにとって好きな施設、好感度No.1の施設を目指したい」という。
新レストラン街のグルメッセは、全37店中、約43%となる16店を一新。既存店もエリア内移転や内装替えを行い、新しいレストランゾーンとなった。和定食「さち福やCAFE」、エスニック「SOLAH SPICES TOKYO」、ピッツェリア「BOCCA」、ヱビスバー、洋食「レッドブリックス」、女性向けの新業態の「カレーうどん千吉」などを展開する。
レストラン街はアゼリアでは強いゾーンで、改装前の2013年の30店の平均月坪効率は35万円だった。通常、飲食店業界では25~26万円が優良店舗の目安といわれている中で、好調に推移していた。今回のリニューアルでは、34店を展開。34店の平均月坪効率を38万円まで高める目標を掲げた。
ライフグランゾーンでは、大人の女性に向けたバラエティ豊かな暮らしのヒント「大人ライフスタイル」のアイテムや、川崎駅周辺のビジネスマンに向けた「通勤メンズ」アイテムなどを、日々の暮らしを彩る「ちょっといい感じ」のモノやコトを集めた。
大人女性に向けたテーマゾーンとして、CRYSTAL RONDO(クリスタルロンド)を設置。アクセサリー、コスメ、服飾雑貨などが集まる女性の好奇心ごくすぐる10店の生活雑貨店を集積し、衝動買いを誘発するゾーンを目指した。
クリスタルロンドの中央には、ホワイトツリーを設置。こけ玉から流れるミストと、枝にとまるクリスタルでできた小鳥や蝶をあしらい、見ているだけで気分転換できる休憩スポットとした。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。