カスタムオーダーを展開するため、米国オクシピタル社の3Dカメラの技術を応用し、青山グループ子会社のアスコンと共同で独自開発した業界初の「バーチャルフィッティングアバターシステム」を導入した。
バーチャルフィッティングアバターシステムは、来店したお客の顔を特殊なカメラを搭載したiPadで3D撮影し、自分自身の顔を画面上の仮想ボディーにプログラミング加工することでお客の「3Dアバター」を作成する。
お客は、3Dアバターに自分の好みのスーツを仮想試着させて、実際に自分が着用したように見える画面上の姿を360度から確認できるほか、ドレスシャツ・ネクタイ・ベスト・靴などと合わせ、さまざまなコーディネートを楽しめる。
アバター画像をアップにすれば、生地の質感や織り目まではっきりと確認することもできる。
オーダースーツは既製服よりも高価な商品でもあり、柄のない紺無地、ヘリンボーンといった定番柄の生地が売れ筋となっていた。
今回、バーチャルフィッティングアバターシステムを導入したことで、より具体的なイメージをもってスーツを注文できるため、ストライプの柄に色糸を使用したカラードストライプやブラウンといった色の生地の受注も伸長しているという。
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