高島屋は9月1日、大阪店、新宿店に、ライフスタイルを持つ大人の女性に向けた編集ショップ「シーズンスタイルラボ」をオープンする。
7日には、京都店、横浜店、14日には日本橋店、柏店にも導入し、6店で同様の売場を展開する。
売場面積は81m2~131m2。
日本人女性の2人に一人は50歳以上と言われる中、モノ・コト・情報に熟練した新しい大人消費に向けた提案が求められている。
ファストファッションやSCの台頭などにより、主力顧客層(=従来のミセス層)の百貨店離れが叫ばれていることに対応した施策。
現状のシニア顧客層に代わる新たな主役、子離れミドルからマチュア層をターゲットに、大人の女性に向けた「単品パーツ・アイテム編集売場」を構築し、上質で永く使える、シンプルだけど地味すぎない、スタイルが良く見える服を集積した、大人のための新定番売場を、シーズンパワーアイテムを軸に新たに開発する。
婦人服フロアで、既存ゾーニングとお客ニーズとのギャップを解消し、ターゲット顧客が求める新しい価値を提供する。
ターゲット層は、豊かな生活と時間を大切に、自分らしく時代性をとらえたライフスタイルを持つ大人、質感を見極める目を持ち信頼できる有意義なアイテムでファッションを楽しむ大人の女性。
婦人服フロアにおける基点売場と位置づけし、比較購買と買い回りの利便性を向上。アイテムを一挙に見比べたいというお客ニーズに対応したアイテム編集売場を再構築する。
年齢を重ねるごとに変化する体型をカバーしつつ、ファッションを心から楽しんでもらえるよう、川上企業や協業先と強力なタッグを組んでオリジナル商品を開発する。
主要アイテムは、カットソー、ニット、ボトムス、ドレス、コート、シャツなど。総合ディレクターにスタイリストの大草直子氏を起用した。
売場では、1アイテムから広がる何通りものスタイリングを訴求。シーズンごとのパワーアイテムに合わせて展開に変化をつけられるフレキシブルな什器を採用する。
ワードローブやライフスタイルを見つめなおすキッカケを作る演出を目指す。
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