松屋銀座は、毎年恒例の福袋担当の社員による「福袋公開社内選考会」を開催。世相・流行語、結婚、酉年、GINZA、高額品などのキーワードにもとづき約20の福袋を紹介した。
公開社内先行会では、世相を反映した「キレイ・ステキ・カワイイ福袋」(2万7540円・10個)が5つ星を獲得し、2017年の一押し福袋に選ばれた。ありそうでなかった高品質美容家電を詰め合わせた福袋で、気が向いた時に、家で簡単にエステ、マッサージ、ダイエットができるという。
体験型福袋では、「ネクタイバイヤー体験福袋」(2万1600円・限定3個)を提案する。約40種類ある柄のパターンと約300種類ある糸見本から色を選んで配色した生地を使い、ネクタイを発注。約1か月後に、オーダーしたネクタイにイニシャルを入れて2本を進呈するほか、さらに4本のネクタイを製作し、実際に松屋銀座の店頭で販売する。
本来、モノを売る百貨店として、コトという体験だけでなく、モノをしっかりと売ることも兼ね備えた体験型福袋に挑戦したという。
2016年の初売の売上高は15%増で、うち福袋売上高は13%増だった。2017年は、約400種類・約3個の福袋を用意し、福袋の売上高で2.7%増を目指す。
プランタン銀座は12月31日で、プランタン銀座としての営業を終了することから、年内の12月30日、31日に販売する「LAST福袋」を発表した。
超目玉福袋として、「プランタン銀座城、夢のウォーキングクローゼット福袋」(1万800円・女性5人限定)を販売。プランタン銀座をお客のお城と考え、本館地下1階~5階の売りつくしコーナーのほとんどを「MY クローゼット」として提供。
購入者は、マントとティアラを身に着け、プランタン銀座の社員がコンシェルジュとして同伴し、自分が着たいと思うコーディネート合計7点を自由に選ぶことができる。
笹岡寛社長は「プランタン銀座といえば福袋で、毎年、お正月には4000人以上の人が並び、大変好評だった。残念ながら12月31日の契約終了をもって、プランタンという名前が使えなくなるため、来年はお正月に福袋が販売できない。32年のご愛顧に応えて、12月30日と31日、夢のある楽しい福袋、売りつくしのラスト、ファイナルを飾って福袋を販売したい」と語った。
高額品福袋では、三越日本橋本店の三井ホーム協力「NEWオークリーモデルハウス仕様の一戸建て&竣工式お手伝い」(9000万円・3人)、高島屋の「農のある暮らしのための小さな家」夢袋(2017万円・1人)、松屋銀座のロマネコンティ6本セット福袋(1026万円・1セット)などがあった。
各社とも、年末まで福袋商品の拡充を図る予定で、低額商品では1000円代の商品もあり、手の届く価格帯の商品も充実させている。
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