プランタン銀座は12月14日~31日、本館地下2階フーズフロア特設スペースで、フランス人画家による「秘密の落書き」を初公開する。
1984年のプランタン銀座開業から2012年まで展開していたアートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」に、来日した海外画家が事務所の実際に壁紙に描いた落書きを初公開するもの。
アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」では、海外画家の来日展を意欲的に開き、版画作品を中心に展示即売会を開催した。
特に、ジャン・ピエール・カシニョール氏は日本で高い人気となり、プランタン銀座は「アート事業」でも注目される百貨店となった。
初公開する「秘密の落書き」は、同ギャラリーに併設されていた事務所の実際の壁紙で、一般客の目には触れないものだった。
「最初に事務所の壁紙にペンを走らせたのは、1992年に来日したジャン・ピエール・カシニョール氏。それがきっかけで、その後来日した海外画家たちは、ワインを飲んだりタバコをたしなんだりしながら、くつろいだ雰囲気の中で次々と寄せ書き風に描いていき、いつしか壁一面が有名画家たちのサイン入り落書きで埋まった」(同社)。
画家らがくゆらせたタバコの煙が染み込み、変色した様子も、当時を偲ばせる大変貴重な世界にひとつしかない壁紙となる。
落書きを描いたのは、ジャン・ピエール・カシニョール、アンドレ・ヴィギュド、ベルナール・ビュッフェ、ポール・ギアマン、ジャック・デペルト、ミシェル・アンリ、ベルナール・カトラン、アンドレ・ブラジリエ、フランソワ・ディザルニー、ピエール・ボンコンパン、クレール・アステックス、グラハム・クラーク、イザック、クロード・ワイズバッシュ氏など合計15画家で、19点の作品が描かれた。
海外画家たちの「秘密の落書き」展示会場では、32年間を振り返る写真展「時代を彩ったプランタン銀座の思い出」も同時に開催する。
会場では、開業当時の写真のほか、人気イベントやヒット商品の写真を展示する。
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