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ファミリーマート/フィットネス併設店舗、開業1カ月で2%日商増加

2018年03月23日 17:20 / トピックス

ファミリーマートは3月23日、東京都大田区に2月14日にオープンしたフィットネス店舗1号店「Fit&GO大田長原店」の営業概況を発表した。

<Fit&GO大田長原店>
Fit&GO大田長原店

Fit&GO大田長原店は、1階にファミリーマート店舗を併設している。ファミリーマート店舗との親和性では、フィットネス関連商品だけでなく、帰りに弁当やパンを購入するお客が多く、フィットネスの併設により約2%程、店舗の日商を押し上げる効果があったという。

フィットネス店舗内で使用している1本2000円以上するアロマスプレーを1階のファミリーマート店舗で販売したところ、1カ月で10本以上の販売実績となった。

現在、プロテインやトレーニングウェア、アロマスプレーなど、フィットネス併設店舗ならではの商品を約180種類、展開する。今後は、音楽を聴きながらトレーニングしたい人に向け、イヤホンの品そろえも検討している。

フィットネスの利用前後に1階のファミリーマート店舗へ立ち寄る会員が非常に多く、特に「プロフィットSASAMIプロテインバー」シリーズや、「オーガニックフルーツ&ナッツバー」シリーズなど、運動の途中や運動後にワンハンドで食べられる商品が人気となっている。

<1階ファミリーマートのフィットネス関連コーナー>
1階ファミリーマートのフィットネス関連コーナー

Fit&GOの会員数は、当初の想定よりも、2倍以上のペースで増加している。

通常の24時間フィットネスの男女比が男性:女性=7:3に対し、パウダールームの設置やアロマの香りでの空間演出など、女性会員の獲得に努めた結果、1号店では男性:女性=6:4と、女性の会員比率が平均よりも1割高くなった。

男女共に、20~30代の割合が多く、会員全体の約6割を占めた。月80分のパーソナルトレーナーが付く「プレミアム会員」には、会員全体の10%が加入した。

利用時間は、平日の仕事帰りに立ち寄る人が多く、夕方20時~22時の時間帯がピークとなった。

各トレーニングマシンの使い方がわかるスマホアプリを配信しているため、トレーナーに頼らず、一人で黙々とトレーニングに励んでいる会員も多い。

一方で、開店から1カ月で、パーソナルトレーナーへのセッションへ申し込みは100回以上実施。「効果的なトレーニング方法を学べる」と好評だという。

販促では、2月末からはトライアルとして、会員全員の専用アプリのマイページへ、クーポンの送付を実施。当日と翌日限定で、フィットネス併設の1階店舗で、日用品や食品を対象とした5%引きクーポン(1回限り使用可)を送付した。

今後は、フィットネスの利用ポイントに応じたクーポンの配信なども検討し、さらなる来店頻度の向上につなげる。

1号店で導入した機器や運営方法などを踏まえ、随時検証を行い、新たな店舗展開に向け準備をしているという。

■Fit&GO
https://fitgo.jp/

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