いなげや/ひばりが丘パルコにカフェ併設の「ブルーミングブルーミー」
2018年07月19日 15:25 / 店舗レポート
いなげやは6月29日、東京都西東京市の西武池袋線ひばりヶ丘駅前のファッションビル「ひばりヶ丘PARCO」地下1階に、「ブルーミングブルーミーひばりが丘パルコ店」をオープンした。
コンセプトは、「地域一番の鮮度・豊富な品揃え・上質な接客と買物空間で地域に欠かせないお店」で、売上目標は日商510万円、年商約18億5000円とした。
2月20日に閉店した「クイーンズ伊勢丹ひばりが丘パルコ店」の跡地に出店するもの。居ぬき出店の利点を生かし、クイーンズ伊勢丹時代の利点を最大限に活用した。
延床面積は2652m2で、テナントとしてドラッグストアの「ココカラファイン」を誘致した。ココカラファインは、クイーンズ伊勢丹時には、セイジョー業態で出店していた。
食品スーパーとドラッグストアの買い回りは親和性が高いほか、セイジョーを利用していたポイントカードの顧客の来店も期待できるため、ドラッグストアを残した。
階段で地上からつながる入口には、ベーカリーカフェを設置した。ベーカリーカフェは、35席のイートインコーナーに隣接して展開。駅前立地でニーズの高いカフェ需要に対応する。
ベーカリーカフェの厨房は、クイーンズ伊勢丹が設置した設備を活用することで、出店コストを抑えた。
パートナー社員についても、クイーンズ伊勢丹の従業員25人を引き継いだ。
ブルーミングブルーミーは、通常のいなげや業態と比べて上質な業態と位置付けられており、店舗内装や什器に重厚感のあるものを採用したほか、各商品カテゴリーごとに一部上質な商品を取り入れた。
一方で、ひばりヶ丘PARCOは駅前のロータリーを挟み対面に、西友ひばりヶ丘店があるため、価格対応も意識した。
店舗入口にある青果売場では、毎日低価格で販売するEDLP施策を導入し、上質業態であっても価格訴求をすることで、週に何度も来店しやすい店舗を目指した。
ひばりヶ丘駅の乗降者数は、1日平均約7万人で、南口の利用者が55%となっている。バス路線も充実しており、北は新座駅、朝霞台駅や、南は田無駅、三鷹駅など広範囲に移動ができる。
世帯数は、500m圏5702世帯(1万1191人)、1km圏2万701世帯(4万3823人)で、世帯人員は、2.09人となっている。
店舗南には、ひばりが丘団地や谷戸2丁目の大型マンション郡、駅前の HIBARI TOWER など、大型集合住宅も多くあるが、店舗周辺は1戸建てがメインのエリアとなっている。
駅前立地のため、通勤・通学中のお客やパルコへの買い物客の利用を想定している。メインターゲットは、30~40歳代のファミリー世代(3~4人家族)とした。
取扱いアイテム数は、青果510、精肉360、精肉450、惣菜330、加工食品・日配食品8300、非食品700、合計1万650アイテムを展開する。
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