いなげや/ひばりが丘パルコにカフェ併設の「ブルーミングブルーミー」
2018年07月19日 15:25 / 店舗レポート
6月29日から7月5日までのオープン1週間の主要部門の売上構成比は、青果17.6%、鮮魚12.1%、精肉18.8%、惣菜17.4%となり、生鮮・惣菜構成比は65.8%となった。
オープン直後の生鮮セールの影響はあるものの、生鮮食品と惣菜で高い支持を得ている。
いなげやでは、新しい取り組みとして、生鮮部門で販売する素材を使った惣菜の販売を進めているが、ひばりが丘パルコ店では、店舗面積の関係から生鮮惣菜の導入は見送った。
成瀬直人社長は、「売場面積で約2000m2程度を確保できれば、生鮮惣菜の取り組みをしていたが、今回は売場面積が小さいため、生鮮惣菜の導入は見送った。一方で、駅前立地でニーズが高いベーカリーカフェを導入しており、生鮮・惣菜の売上構成比が高い店になると思う」と語る。
ベーカリーカフェでは、店内で焼き上げた60種類のパンを100円均一で販売するほか、ショーケースで手作りサンドイッチ・ケーキ・マカロン・コーヒーなどを対面で販売する。
精肉部門では、店内で切りたてを提供するローストビーフを販売する。すぐ食べられる商品の品ぞろえを強化することで、生鮮の売上構成比を高めている。
惣菜は、時間帯別の品ぞろえを追求し、できたて作りたての商品を提供することを目指した。管理栄養士が監修した「栄養バランス弁当」の品ぞろえもする。
加工食品では、麺・漬物・納豆・菓子において地元メーカーの商品をそろえ、地域密着の店舗を目指した。
品ぞろえの幅を拡大するのに伴い、さまざまな商品の特性を解説した大型POPを多用し、買いやすい売場を目指した。
いなげやが自信をもって進める上質な商品群「食卓応援セレクト」は、高価格帯の商品であっても1品大量陳列も取り入れ、視認率を高め、しっかりと訴求している。
つまみでは、和酒にあうつまみ、洋酒にあうつまみのPOPを設置し、酒類部門と連動した売場提案で関連販売を促した。
狭い売場面積であっても、サイドネット什器を活用して、グロサリーエンドの側面を活用して、キッチン雑貨を提案する。
珪藻土を使用した計量スプーンや電子レンジでパスタを作る調理器具などを提案し、関連販売であっても機能性のある商品を打ち出すことで、高額商品を提案している。
出店により、ブルーミングブルーミーの店舗数は8店、総店舗数は138店(惣菜単独店2店除く)となった。
店舗概要
所在地:東京都西東京市ひばりが丘1-1-1
ひばりが丘PARCO内
電話:042-438-5101
FAX:042-422-2701
延床面積:2652m2(ドラッグストア「ココカラファイン」含む)
売場面積:1601m2
駐車場(地下):110台(PARCO施設)、他提携駐車場あり
駐輪場:415台(PARCO施設)
売上目標:日商510万円(年商約18.5億円)
営業時間:10時~22時
従業員:67人(社員14人、パートナー社員53人、166時間/月換算)
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