ファミリーマート/新型コーヒーマシン5400台導入、売上10%増目標
2018年09月11日 16:30 / 商品
ファミリーマートは9月11日、10月上旬から順次、「FAMIMA CAFE(ファミマカフェ)」で新型コーヒーマシンの導入を開始し、2019年2月までに5400台を導入すると発表した。
2020年2月末までには、全店入替を完了する予定だ。
ファミマカフェは2013年から販売を開始し、今年で5周年を迎えた。コーヒーマシンを入れ替えるのは発売以来、初めて。新型コーヒーマシン導入で前年比10%増の売上を目指す。
新型コーヒーマシンは、これまでのエスプレッソ式とは異なるペーパードリップ式を採用することで、コクがありつつ、すっきりとした味わいを実現した。
きめが細かくふわふわのフォームドミルクによる、滑らかな口当たりのカフェラテの提供が可能になり、専門店の品質を目指した。
常務執行役員の佐藤英成商品・物流・品質管理本部長は、「上期はファミマカフェが前年割れとなり不振だった。ペット・ボトルコーヒーへの流出や販促不足、コーヒーマシンの経年劣化による味・量のブレからくる客離れがあった」と新型コーヒーマシン導入の理由を説明する。
コンビニの入れたてコーヒーは24時間で100杯以上、コーヒーを入れており、機械の経年劣化があった。
上期の日商実績で、ファミマカフェブラックは5%減、同カフェラテ7%減、同ブラックを除くコーヒー6%減だった。一方で、ペット・ボトル缶コーヒーは38%増、その他缶コーヒーは10%減となった。
メニューボタンは8個から16個に増加し、「ブレンド」「ブレンド濃いめ」の2種類を展開するほか、希少性が高いコーヒー豆を使用した「スペシャルティコーヒー」など、さまざまなメニューを提供する。
豆ホッパーを2個から3個に増やすことで、エチオピアモカなど、こだわりの豆を使用したスペシャルティコーヒーが提供できる。
店舗オペレーションの軽減策として、給排水を直結型に変更し、ミルクタンクの容量を増やし補充回数を削減した。
各種残量警告やアラームを搭載したほか、清掃部品に取り外す順番を明記したり、清掃頻度や清掃方法の違いにより部品の色を分けることで、外国人スタッフにも分かりやすい仕様とした。
新型コーヒーマシンの導入に合わせ、コーヒーカップも一新。ブルックリン風のデザインを採用した。
新型コーヒーマシン導入後も、主なメニューの価格は据え置いた。ブレンドS税込100円、同M150円、アイスコーヒーS100円、同M180円、カフェラテ150円、アイスカフェラテ180円で提供する。
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