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マルハニチロ/4~9月の加工事業0.7%増の1171億円

2018年11月06日 11:10 / 決算

マルハニチロが11月5日に発表した2019年3月期第2四半期決算は、売上高4485億4900万円(前年同期比0.4%増)、営業利益102億1500万円(21.1%減)、経常利益118億9700万円(21.1%減)、当期利益87億6100万円(4.3%減)となった。

加工事業の売上高は1171億7700万円(0.7%増)、営業利益は30億8000万円(6.5%減)となった。

加工事業は、家庭用冷凍食品の製造・販売を行う家庭用冷凍食品ユニット、缶詰・フィッシュソーセージ・ちくわ・デザート等の製造・販売を行う家庭用加工食品ユニット、業務用商材の製造・販売を行う業務用食品ユニット、化成品・調味料・フリーズドライ製品の製造・販売を行う化成ユニットで構成する。

家庭用冷凍食品ユニットは、食卓惣菜向け商品や冷凍野菜の販売は増加したものの、お弁当のおかず向け商品の販売減により、減収減益となった。

家庭用加工食品ユニットは、消費者の健康志向を背景にさば・さんま・いわしなどの青魚缶詰の需要増加により増収となった。

利益面では増収効果とデザートで収益性改善を重視した販売に努めた結果、増益となった。

業務用食品ユニットは、介護食、コンビニエンスストア等の取り組みが下支えして売上は前年並みになったが、水産原料、畜産原料等の価格高騰に加え、自社工場製品の販売が低調に推移したことにより減益となった。

化成ユニットは、フリーズドライ製品と機能性表示食品制度を追い風としたDHA・EPAの販売が好調に推移し、増収増益となった。

商事事業の売上高は2158億1700万円(0.7%減)、営業利益は17億800万円(44.4%減)となった。

商事事業は、国内外にわたる調達・販売ネットワークを持つ水産商事ユニット・畜産商事ユニット、市場流通の基幹を担う荷受ユニットで構成し、国内外の市場動向を注視しながらお客のニーズに対応した的確な買付販売と水産加工事業の強化により、収益の確保に努めた。

通期は売上高9200億円(0.1%増)、営業利益250億円(2.1%増)、経常利益270億円(3.3%減)、当期利益170億円(5.6%増)の見通し。

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